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| 桜問題提起スレッド |
| 大日本帝国の描いた戦争シナリオ | |
| 投稿者：夕立さん | 投稿日時： 2015/01/16(金) 11:13:14 |
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日本が戦争に踏み切る条件は、
まず西洋列強を支配地域の極東アジア地域から駆逐すること、 引き続いて新たに占領した「資源地域」から資源を本土に運び 本土の重要産業に組み入れながら、持久戦を戦える国力を確保する、 その条件下で拡大するに違いない近代戦を戦い、 同時に日中戦争を終結させなければならなかった。 占領と同時に、日本のアジアの覇権を西洋列強に認めさせること 同時にここで和平を模索する、 これが帝國陸軍が主として考えたアメリカの経済制裁に対する 突破口であった、昭和１６年９月の時点で、日本はアメリカとの戦争に 踏み切る事は確実には描ききれていなかった。 山本長官の決断による真珠湾攻撃は絶妙なタイミングで周到に行われたが、 薄氷を踏むような戦争開始であった事が良く見逃されている。 六隻もの主力空母と大艦隊をハワイに向け集結させるには、 間違えば開戦初頭において海軍の全部隊を一挙に失い開戦と同時に 敗戦が確定する危険な賭けであった。 | |
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| 31 夕立さん | 2015/01/22(木) 23:01:07 |
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昭和１８年から１９年にかけてのアメリカ海軍は絶対的な優位と
物量を押し出していた、日本海軍にはもはや抗する方法は無いかと 思われたが、 米陸海軍は後半で大きなミスを二つ犯している、 大きな隙ができたのだ、大日本帝国はソロモンから 始めて逆転も可能な大チャンスを目の前にした、 まず米海軍の次の重要目標は、マリアナ諸島、中でもサイパンが第一、 第二はフイリッピン、第三は台湾、と決めた。 台湾はその後中国への配慮から目標から外されたが、 米海軍の飛び石作戦の正解は、ここでミステイクを生じた。 トラックを壊滅させ、日本海軍の基地を封じ、パラオも同じ空襲で封じた、 飛び石はラバウルを攻撃せず、この状態で背後を絶てば自然に立ち枯れる、 正解であった。 ミステイクはサイパンへ向う途中のペリリユー島、アンガウル島に飛行場を 見つけた偵察機情報であった、 大部隊がサイパンの手前のペリリユーに引っ掛かった、 戦略的に殆ど意味の無い島に米海軍は手間取った、大ミステイクであった。 陸軍もルソンからレイテ湾上陸に変更し、輸送船を終結させた、大ミステイクであった。 日本帝国の戦争シナリオはこの最後の時点で正しく推移を読んでいた、 | |
| 32 和魂洋才さん | 2015/01/22(木) 23:22:13 |
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大東亜戦争の敗因から学ぶ、
現代にも通じる6つのターニングポイント 名著の誉れ高い『失敗の本質』。約30年にわたって読み継がれ、現在は52万部のベストセラーとなっている古典が今、再び脚光を浴びている。しかし、この本はバイブルとして長年愛読される一方で、“難解”だと感じる人も少なくない。『失敗の本質』を難しくしている最大の要因は、本の大部分を占める第1章の「6つの作戦」の事例研究。一体何が失敗の「本質」なのか、複雑な組織的敗因の中でも、現代に通じる最も重大な要素とは何なのか？ 連載第2回では、ガダルカナル作戦を例に「失敗の本質」の「本質」をわかりやすく抽出していく。 『失敗の本質』を難しくする 第1章「6つの作戦」の事例研究 | |
| 33 和魂洋才さん | 2015/01/23(金) 09:14:38 |
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名著といわれる『失敗の本質』ですが、最後まで読めた人や、きちんと理解できたという人は驚くほど少ないのが現実です。この本を難しくしているのは、ずばり本の大部分を占めている、第1章「6つの作戦」の事例研究の部分だと思います。
『失敗の本質〜日本軍の組織論的研究』 戸部良一、寺本義也、鎌田伸一、杉之尾孝夫、村井友秀、野中郁次郎・著 左：単行本（ダイヤモンド社） 右：文庫版（中央公論社） 第1章は、失敗例としての日本軍の6つの軍事作戦（ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ海戦、沖縄戦）を詳しく解説する章ですが、普段わたしたちは軍事的解説や戦史にそれほど親しんでいるわけではありません。せっかく興味をもって『失敗の本質』を読み始めても、多くの人がここで脱落してしまうのは非常にもったいないと感じます。 | |
| 34 和魂洋才さん | 2015/01/23(金) 20:16:37 |
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原著の最初の“難所”である第1章を読み切れず、各作戦で結局何が敗因だったのか、組織的な問題の全体像がわからない方も多いと思います。失敗の本質の、何が「本質」なのかを理解できていないまま挫折しているのではないでしょうか。
そこで、今回は6つの軍事作戦の中の一つを取り上げて、その敗因、つまり「本質」の部分をわかりやすく紹介していきましょう。 ざっくり知っておきたい戦史 前半は快進撃だった日本軍 意外に知られていないことですが、1941年12月に行われた真珠湾攻撃から約半年間の間、日本軍は快進撃といっていい戦果をあげている歴史上の事実があります。 マレー半島、蘭領インドネシア、英領ビルマなどへの侵攻において、日本軍は怒涛の快進撃に成功し、石油などの資源地帯を計画よりも早く確保することになりました。 真珠湾攻撃では戦艦8隻を撃沈させ、米軍太平洋艦隊がほぼ全滅という戦果をあげました（ただし、燃料タンクを破壊しなかったこと、米軍の空母がすべて湾の外にいたことで無傷だったことはその後の戦局に大きく影響しました）。 | |
| 35 和魂洋才さん | 2015/01/23(金) 20:19:10 |
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海戦としてはマレー沖海戦、ジャワ沖海戦、スラバヤ沖海戦などでアメリカ、イギリス、オランダの連合海軍に圧勝しており、当時アメリカの植民地だったフィリピンの制圧にも成功。太平洋方面の総司令官だったダグラス・マッカーサーは、フィリピンからオーストラリアに避難しました。
1942年1月〜2月には現在のパプアニューギニアにあるラバウルを南雲機動部隊が攻略し、零戦の名手で有名な「ラバウル航空隊」が誕生します。 日本軍が最初につまずくのは、1942年5月に行われた珊瑚海海戦です。この海戦では、被害艦艇数では日本軍側の勝利でしたが、当初の作戦を断念せざるを得なかったという意味で、戦略的には成功とはいえませんでした。 そして1942年6月、ミッドウェー海戦で優勢なはずの日本軍は空母4隻を撃沈される予想外の大敗北を喫し、戦局を暗い影が覆い始めます。 日米の戦局が180度転換した “ある島”の存在 | |
| 36 夕立さん | 2015/01/23(金) 20:36:37 |
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昭和１９年の連合軍の狙いは２月にトラックを完全無力化した後、
次の最大のターゲットを繰り上げて６月、マリアナ諸島攻略を決めた。 マリアナ諸島方面の日本軍の防御が手薄だと読んだ米海軍はサイパン、テニアン、 そして何よりも自国領であったグアム島奪還が米国民の士気の高揚に役立つ、 もう一つの最大の背景は「B-29]長距離戦略爆撃機の前線投入の目途が ついた事が上げられる。 マリアナ諸島攻略は昭和１９年の最重要の作戦として上陸日を６月１５日と 決定した。 日本側も戦争の山はマリアナであると正確に読んでいた 大本営海軍部の読みは、サイパンー硫黄島ー本土か、 フイリッピンー沖縄かのどっちかであると断定した。 聨合艦隊司令部はトラックからパラオ、更にフイリッピンのミンダナのダバオへ、 転々と追われていた。 聨合艦隊、新司令長官は豊田副武大将、 「あ」号作戦が発令される、第三艦隊小沢中将の第一機動部隊 旗艦「大鳳」これが昭和１７年１０月以来二年ぶりに再建された 帝國海軍の全力を上げた機動部隊、勝負を賭けた。 | |
| 37 和魂洋才さん | 2015/01/24(土) 10:54:13 |
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『失敗の本質』では、日本軍の6つの作戦を詳細に分析していますが、ここではその中の1つ、ガダルカナル島を巡る戦闘について解説してみます。
1942年8月、オーストラリアの北東にあるソロモン諸島のある島に米海兵隊が上陸し、日本軍が建設中の飛行場が占拠されました。これが大東亜戦争のターニングポイントとなった「ガダルカナル島」です。アメリカの歴史学者であったサミュエル・モリソンは「ガダルカナルとは、島の名ではなく感動そのものである」と述べ、日本人の軍事評論家、ジャーナリストであった伊藤正徳は「それは帝国陸軍の墓地の名である」と書いています。 ガダルカナル作戦では日本陸軍の壊滅が有名ですが、実は陸戦と並行して海軍による3度のソロモン海戦が行われています。第1次ソロモン海戦は日本海軍の圧勝、第2次ソロモン海戦は両者艦艇の被害を出すも、日本はガダルカナル島への輸送を断念して戦略的には敗北。第3次ソロモン海戦では日本側の被害艦艇数も多く、飛行場奪回も失敗し日本側の明確な敗北で終わりました。 | |
| 38 夕立さん | 2015/01/24(土) 12:33:52 |
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「旗艦・大鳳」は
この年の３月に就役したばかりの３万４千トン余りの新鋭艦。 速力はエセックスに対抗できる３３ノット、 艦攻は「天山」、艦爆は「彗星」 対空レーダー、対空装備を充実させていたが、弱点は人材、ソフトにあった。 空母搭乗員の訓練が思うように出来なかった原因は米軍潜水艦の圧迫で外洋に 出られなかった、燃料の不足が主原因とされている。 大海戦に臨む基地航空戦力は、 第一航空艦隊でテニアン島に本拠地を置いていた。 ここには真珠湾以来の歴戦搭乗員が集結し稼動航空機の数も５３０機に上った、 指揮官は角田覚冶中将、 出撃基地のタウイタウイ基地に集結し小澤長官は、 自軍の損害を顧みず積極果敢な攻撃を行う、 必要とあらば一部の艦艇を犠牲にする 通信途絶などの場合は各艦独自の判断で行動する。 ５月２７日、海軍記念日のこの日、米軍はビアク島に上陸を開始した。 | |
| 39 夕立さん | 2015/01/24(土) 13:51:08 |
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昭和１８年１１月末にカイロで連合国の戦争会議が開かれた、
妙な事があった、 この重要会議に中国の蒋介石が招待された事を日本は衝撃を持って受け止めた、 この時点ではイタリアが既に脱落しナポリが占領されている。 東部戦線ではソ連軍が攻勢を強めドイツ軍は崩れた、 太平洋戦線ではマキン、タラワの日本軍守備隊が玉砕している。 戦後の日本については四つの島のみ、全ての海外領土を取り上げる、 更に日本が今次戦争とは関係の無い、明治以降に得た領土、南樺太さえも ソ連に返還する可能性が出てきた。 「無条件降伏」のみ、一切の交渉と和平を拒否、 日本は、まだ連合軍の本当の意味を飲み込めないままでいた、 日本はまだ痛撃な一撃を加えれば和平の可能性は残されていると信じていた。 マリアナ海戦はこのような認識の下で作戦された。 日本は連合軍の会議に非難声明を出したが、 では、大日本帝国の戦争シナリオはこれからどうするかについては、 実に曖昧摸糊としていた。 最後に「皇国護持」を掲げたが、無条件降伏を突きつけられる以上は 最後まで戦い続けるしか無い、 相手まかせの再現の無い戦のやり繰りに追われる事になる。 | |
| 40 夕立さん | 2015/01/25(日) 19:39:55 |
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まず南部仏印に進駐した日本に対するアメリカの異常とも言える反応の背景は、
アメリカの中国に注がれる眼が特別のものであった事が上げられる。 中国の隣国日本は中国との貿易を伝統的にも行っていたが、 アメリカはある種のエキゾチズムにより中国という地に憧れのようなものを 持っていた、この事実が後に「ハルノート」にまで発展するのである、 アメリカ大陸の東で建国された、アメリカは西へ西へと国土を拡大して行った、 そして西部が完全に制覇されると、もはやフロンテイアは終わったと感じた アメリカ人の眼はその更に西へ、太平洋に注がれるようになった。 アメリカはハワイ王国を併合、米西戦争でフイリッピン、グアムを獲得し、 更にその西の中国大陸に強い関心を抱き続けた、 アジアと言えば中国を連想してきたアメリカ人は、中国で日中戦争に参戦した フライングタイガー義勇軍の冒険心と列強の草刈場となっている中国に ある種のエキゾチズムと同情心を強く持ち始めた、 満州事変の時はまだ日本に共同経営を持ちかける程度だったが、 アメリカは実情とはかけ離れた幻想を中国に持ち中国を夢の大陸と 思い始め、強敵日本の排除にまで幻想が伸びた可能性がある。 | |
| 41 夕立さん | 2015/01/25(日) 21:06:02 |
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アメリカの太平洋進出のカギとなった、パナマ運河の永久租借権を
軍事介入でコロンビアからもぎ取った、 これが太平洋と大西洋をつなぎ、アメリカの「白色艦隊」の両大洋への集結を 可能にした、 ハワイの併合により真珠湾、太平洋にアメリカの西進を決定的にする、 アメリカが新帝國として、猛スピードで列強に割ってはいる、 真珠湾の４年前に、揚子江でパネー号（パナイ号）事件が起きる、 米国海軍の砲艦「パナイ号」、 南京付近の日本海軍の第三艦隊の上部にはアメリカ海軍の存在「パナイ号」 の存在は知られていた、十分に注意をするように、但し絶対に攻撃態勢を 取らないようにと、指令は出されていた。 但し、航空部隊にはこの件が伝わっておらず、 海軍の水平爆撃隊は「パナイ号」を発見した、 攻撃に移る、指揮官は真珠湾で有名な村田重治大尉であった。 南京陥落の前日、昭和１２年１２月１２日、陸軍に派遣されていた海軍の 連絡将校から「中国兵多数が商船に分乗し揚子江上流に向けて逃走中」 との連絡が第十二航空隊、常州基地の海軍航空隊にもたらされる。 艦戦、艦爆、艦攻、合計２４機が発進、 揚子江を策敵、上流へ向う数隻の船影を発見、これを逃走中の商船隊と 誤認した。 | |
| 42 夕立さん | 2015/01/26(月) 19:20:25 |
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「パナイ号」事件は日米間に強いしこりを残した。
第三艦隊司令部は、「パナイ号」爆撃の飛行隊の４人の指揮官を翌日に、 上海沖にあった旗艦「出雲」に出頭させて聴取した。 誤爆であるとの結論に達し、 すぐさま米国艦隊司令部に対して謝罪をし、米内光政海相及び首脳部は 帝國に取って重大な緊張をもたらすものと認識し、 ４人の飛行隊指揮官（大尉）に対して海相が直接叱咤、戒告を行なうなど アメリカ海軍に対して、爆撃は誤爆であり帝國海軍としても深く憂慮している、 日本政府は多額な賠償金を支払い、外交的に一旦落着した。 だがアメリカ側は「パナイ号」に随伴していた哨戒艇の目撃として、 「日本海軍機の戦闘機が低空で数回パナイ号上空を旋回していた、 パイロットの顔も見える高度であり、パナイ号を商船と見誤る可能性は 無い、また米国国旗もはっきり視認できたはずだ」 日本側の故意の攻撃、爆撃であるとの認識を示し、 日米の海軍の間には一気に不信感が増した。 USS「パナイ」の被害は死者３名、重軽傷者４８名、民間人は５名負傷、重傷２名。 爆撃地点は南京上流、約４０キロに停泊中のところを日本海軍の爆撃を受けた、 二時間後に沈没している。 | |
| 43 夕立さん | 2015/01/26(月) 20:54:38 |
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昭和１９年５月２７日、海軍記念日の日の米海軍のビアク島上陸開始は
乾坤一擲、戦局挽回を期す日本海軍を振り回し、戦力を大きく損傷させた。 第一機動艦隊の「大和」「武蔵」が分離する、 支援に向った第一航空艦隊の搭乗員にマラリア等の風土病が拡大し、 マリアナ決戦を前に、海軍の戦力は大きく下降した。 これが米海軍の陽動作戦であったのか、ビアク島の攻略が本気だったのか、 いまだにはっきりしていない。 昭和１９年６月６日、 アメリカ第五艦隊の司令長官、スプルーアンス大将の総指揮下、 マリアナ攻略の主力がマーシャルのメジュロ、エニウエクト基地から出る、 空母１５隻、戦艦７隻、重巡３隻、軽巡４隻、駆逐艦５８隻、 艦載機９００機プラス。 上陸部隊を運ぶ輸送船、給油艦、総艦艇は８００隻を超える、 これは２年前の同じ司令官のミッドウエイ攻撃部隊の倍以上である、 同時期にヨーロッパではアイゼンハワー将軍の指揮するノルマンデイ上陸作戦が 行なわれていた。 アメリカの軍事力はアジアとヨーロッパで同時大作戦を行なえるまでに 膨張していた。 | |
| 44 夕立さん | 2015/01/27(火) 14:06:17 |
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昭和１９年６月１８日、日本軍は各方面に策敵機を発進させた、
米軍はこの時点では日本機動部隊の所在を掴み切れていない。 米機動部隊の将官は積極的に日本機動部隊を追い求め、打って出るべしとの 意見が多く出た。 だが総指揮のスプルーアンス大将は、 目的はあくまでもサイパン島攻略である、現在位置から動くべからずと 手持ちの空母戦力の動きを止めた。 ６月１９日の早朝、最初に出撃をかけた日本機動部隊の攻撃隊はアメリカ部隊に 接近しつつあった。 アメリカ機動部隊は受身の形になったが、状況は米軍に極めて有利に運んだ、 空母の戦闘指揮所がレーダーで日本攻撃隊の動きをキャッチ、航空無線で味方機の 配置を個別に有利な高度、方位を指示する統合システムが効果を見せた。 この時の「F6F]の性能は零戦を遥かに上回り、操縦席前後のレーダー、堅固な 防御装置、更に改良され速度と格闘性能も大幅にアップされていた。 乱戦の中で、敵味方を瞬時に識別する電子システムも搭載し雲中での戦闘でも 米戦闘機は自在に攻撃を出来た。 少数ではあったが、ヘルキャットを振り切り米軍に深く突入してくる攻撃隊も あった、これを迎えうったのが５インチ対空砲、マジックヒューズであった。 | |
| 45 夕立さん | 2015/01/27(火) 14:25:36 |
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日本と同じように緒戦の快勝に幻惑されたドイツ軍は
ソ連軍を軽く見た、侵攻すればソ連は総崩れになると考えた。 敵軍の過小評価は緒戦の快勝という美酒が必ずもたらす毒であった、 ソ連赤軍の大粛清のニュースは各国の情報機関にも等しくつかまれていた、 ドイツもこれを大きな根拠にし、一気呵成にソ連を屈服させて戦争の終結を 夢見た。 侵攻を開始したドイツ軍にはソ連の詳しい地図や道路などの情報が古いままで 現実には役に立たないものが殆どであった。 日本軍のニューギニア、ビルマ、などに共通する、現場の兵士を迷路に追い込み 補給が途絶えて自滅を繰り返す、このパターンがドイツ軍にもあった。 ドイツ軍がやっと手に入れたソ連の地図も欧州諸国の地図表記とは全く異なり、 道路と思わせる地図は実は電柱の経路を示す地図であったり、 またソ連の地図の橋の位置や鉄道、操車場の位置も大幅に実際とはずれていた、 実際にはそのずれは東京と静岡以上のずれが平均的にあった。 日本の大本営も主要な作戦地域の地図も揃えないままで大戦に突入していった、 参謀本部第二課が用意すべき地図は、昭和１５年春になっても南方作戦用の地図は 入手不可能との回答が繰り返された。 | |
| 46 夕立さん | 2015/01/27(火) 21:13:54 |
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敗戦が迫ったときに軍は国民をいかに守るべきかという
命題がある。 米英ソに敗戦した日本とドイツの場合を比べてみると ドイツでは、 敗戦ま近かになると、ソ連軍の暴虐と残虐な住民への暴力に対して 軍人と軍隊は必死で住民を救い出そうと動いた。 海軍は、潜水艦を総動員してバルト海沿岸から３百万とも４百万ともいわれる ドイツ国民を西側の敵国に送り届けている。 ドイツ空軍は母親を操縦席に押し込み、子供を背負い、一機、また一機と 数は少ないがソ連軍の暴虐からドイツの国民を一人でも多く、西側に送り届けた、 陸軍も、命令に背いてまで、２百万とも２百６０万とも言われるドイツ国民を 西側のフランス、スイス、へ送り届けている、 日本は本土決戦は避けられたと言われるが、 事実上の日本国民が巻き込まれた戦闘がサイパン、沖縄、満州で行われた。 本土決戦に他ならない。、 サイパン、沖縄は海軍の仕事だが、もはや制海権は完全に失われて おり、恐らく無理だったろう。 硫黄島では予め時間的な余裕があり、本土に近かった、 満州は総崩れの関東軍は１７万人の一般住民を救う余裕無く自らも捕虜になっている。 これは大日本帝国の戦争シナリオからは外れた余談に過ぎない。 | |
| 47 夕立さん | 2015/01/27(火) 21:54:49 |
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Re 46>
訂正 ドイツ海軍と陸軍の救出人数が逆でした、訂正します。 | |
| 48 鉄仮面さん | 2015/01/28(水) 08:48:45 |
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このスレを読み進むなかで
できるだけ冷静であろうと心がけてはいるものの 次から次へとでてくる日米軍事力格差のデータに圧倒されてしまい どうしても自虐的になってしまう 暗号解読技術 レーダー開発 パッシブソナー音声技術 核爆弾開発 GPS開発 宇宙航空開発 大陸間攻撃誘導ミサイル開発 対ミサイル開発 ロボット兵器開発 無人兵器開発 いずれの技術も民間に移管されて アメリカは時代を先行する数々のヒット製品を生みだしてきた これからはロボットの時代だが 軍事開発の弱い日本は遅れをとるばかり アメリカがこの態勢を維持する限り 総合的官民開発力の点で、日本は絶対に追いつくことはない 夕立さんのご指摘どおり 防衛省の「少数精鋭主義」が実は「資金不足の裏返し」であり 恥ずかしながら予算不足でろくな飛行機を作ることもできない 中国との戦争は必ず起こる 中国海軍空軍を圧倒する質と量の軍備を持たなければ 沖縄を失うくらいではすまないだろう | |
| 49 夕立さん | 2015/01/28(水) 13:37:56 |
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Re 48>
アメリカはソ連崩壊、欧州の内部ごたごたなどの戦後の地の利もありましたが、 現在の軍事的能力は圧倒的です。 アメリカが再三日本に言って来た事は、 「日本の防衛力の質は十分な潜在力がある、ただし戦争抑止力は 前線配備の軍備量がそれを決定する」 安倍政権になってやっと重い腰を 上げて防衛費も５兆円近くを計上していますが、 自民党歴代の専守防衛という妙な理屈で防衛費を抑え続け、長いこと自衛隊を 日影の身におき続けたツケが確実に出てきています。 これは野党や左派の責任ではなく、自民党自身の防衛意識があまりにも子供じみており 自らの首を絞める結果に日本を追い込んできました。 空母は攻撃的兵器であるから周辺諸国への配慮で持たない、あくまでもヘリ搭載 護衛艦であると言いつづける奇妙、 戦車を特車と呼んだ長い時代、迎撃機を支援戦闘機と呼んだ阿呆丸出し。 中国は絶対的な自信を持って日本挑発をしております、 自衛隊は「強い」というお花畑の人種が存在する日本国、中国との戦争は９０％以上の 確率で日本の負けです。 「今の防衛費を三倍に増やせば日本の軍事能力は極東で無視できない勢力になるだろう」、 これはロシアの軍事筋の分析です。 | |
| 50 夕立さん | 2015/01/28(水) 17:38:13 |
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米海軍「F6F]ヘルキャット、
戦時中の日本人なら誰でもが聞いた、「B-29]と「グラマン」という名前。 この「F6F]という強力な戦闘機には、何も特徴は無い、それが無骨なグラマン式であり、 何も特徴が無い平凡である、これが「扱い易さ」「大量生産性」「頑丈性」に通じ、 整備の容易さ、操縦の容易さ、頑丈さ、 もちろん、上昇力と速度は艦上戦闘機の重要な条件である、 だがヘルキャットは大戦中に配備された戦闘機の中でも世界一主翼が大きい、 「烈風」の主翼とほぼ同じ面積である。これで速度が出るのかと考えるような 主翼の形状である。 大面積の中翼直線、艦上で鳥が羽根を畳む様にピッタリと折り畳む、 アメリカらしく無い手動での折り畳みを採用した、 油圧装置等の重量を嫌った為である。 ヘルキャットの力の源はP&W「R-2800]ダブルワスプである、大戦中を通じて 世界最高の空冷レシプロエンジンと評される、 このエンジンの力を最高に活かしたのが、ハミルトンの油圧式、大直径４ｍ近いプロペラ である、「F6F]−２から三段階で改良が続けらた、 「蒼い魔女」と呼ばれたヘルキャットだが、アメリカの凄さはこの戦闘機も 昭和２０年末で退役、「F8F]の配備が既に決定していた。 | |
| 51 夕立さん | 2015/01/28(水) 20:10:52 |
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マリアナで米軍のヘルキャットの防衛網と対空砲火を潜り抜けた、
日本軍の戦果は、 「少破」 戦艦「サウスダコタ」「インデイアナ」空母「バンカーヒル」重巡「ミネアポリス」 「撃墜」 F6Fを１７機撃墜。 日本軍の損害は、 空母三隻沈没、空母四隻少破、艦載機３７８機喪失。 結果的に米海軍の損失は 「喪失」米艦載機 １２０機、艦艇の沈没は無し。 この戦いで日本海軍の機動部隊は大打撃を受けて、事実上壊滅した。 昭和１９年６月２４日 大本営はサイパンをはじめとするマリアナ諸島の放棄を決定。 だがこの事実は、現地で激戦を続ける守備隊には知らされないままであった、 守備隊は救援を信じて最後まで抵抗し玉砕を繰り返した、 ７月６日、 サイパンで南雲忠一中将は拳銃にて自決、全軍に最後の突撃を命じたまま。 米軍はサイパン、テニアン、グアムを占領、 第一航空艦隊司令官、角田覚冶中将も部下とともに玉砕、戦死している。 これから三ヶ月、 これらの島々から「B-29]の日本本土への戦略爆撃隊が続々と飛び立っていく、 初期の日本海軍は見事な快進撃をした、 どこから狂ったのか、一気に態勢挽回され、その後巨人アメリカの軍需産業が フル回転し始める、どこでどう歯車が狂ったのか。 | |
| 52 夕立さん | 2015/01/29(木) 12:14:10 |
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マリアナより以降、日本海軍の対潜能力の低さが決定的になった、
東條元首相も巣鴨で供述している通り、米軍潜水艦に対応する能力が無かった事を 敗戦の主要な原因に上げている。 日本海軍も艦隊決戦の為に設計された海大伊号潜水艦は機動部隊に追随できる能力が 付加されているのに、有効に使用できなかった、攻撃面の作戦のまずさも問題である。 日本海軍の対潜能力、特に駆逐艦の対潜能力の低さと主要艦の抗たん性の低さ、所謂 ダメコン能力の低さが主要艦を次々に失った大きな原因でもある。 マリアナ沖海戦は６月１９日から始まっているが、「水無月」「早波」「風雲」「谷風」 「松風」等、本来潜水艦を狩る立場の日本の駆逐艦が立て続けに米潜水簡に撃沈されている。 この逆に日本海軍の潜水艦は米軍駆逐艦隊に完全に動きを捕捉され動きを封じられていた、 また米潜水艦によって日本の潜水艦が次々に襲われるなど、格差がどんどん大きくなっていく。 蛇足ながら、マリアナ海戦で撃墜された米軍艦載機の搭乗員の殆どは米軍潜水艦によって 救出されている、人的被害は米軍に取ってはごく僅かであった。 | |
| 53 夕立さん | 2015/01/29(木) 12:18:10 |
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訂正
米潜水簡 → 米潜水艦 | |
| 54 和魂洋才さん | 2015/01/29(木) 16:44:44 |
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— 中谷宇吉郎「弓と鉄砲」『東京朝日』1937年11月
日本において原爆が具体的に語られたのは1940年に仁科芳雄博士が安田武雄陸軍航空技術研究所長にウラン爆弾の研究を進言したのが始まりとの説もある。[要出典]以後、陸軍は1941年に理化学研究所に原子爆弾の研究を委託（ニ号研究）、海軍は1942年に核物理応用研究委員会を設けて原爆の可能性を検討した。しかし、当時は人形峠（岡山県・鳥取県境）のウラン鉱脈の存在も知られておらず、ウラン鉱石の入手はもっぱらナチス・ドイツとの連絡潜水艦に頼る状況にあり、ウラン爆弾1個に必要な2トンのウラン鉱石を確保するのは絶望的であった。 1945年6月には陸軍が、7月には海軍が研究を打ち切り、日本は敗戦を待たずして原爆研究から撤退した。 | |
| 55 夕立さん | 2015/01/29(木) 23:20:32 |
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帝國海軍の陸上攻撃機は、世界でも稀有な航空機である、
アメリカはこの種の海軍機は皆無であった。 日本海軍は陸上から発進し、敵艦隊を攻撃する双発の中型機を 合計５千機ちかくも保有していたがその使用方法は。 陸攻隊は日中戦争時には渡洋爆撃を行い、開戦後にフイリッピンのアメリカ軍基地を 水平爆撃するなど一定の効果は見せていた。 だが、陸攻隊の重要な存在意義は米国との間で必ず起こるであろう 日本近海での艦隊決戦において、来攻するアメリカ艦隊に決定的な打撃を 与える事であった。 だが、事実は、 開戦直後のマレー沖海戦を唯一の例外として、日米海軍の戦いは 戦前の予想とは大きく異なって推移した。 陸攻隊は昭和１８年１月に重巡洋艦「シカゴ」を撃沈しているが、 この後は海軍が討ち果たすべき敵輸送船に対してさえ、鈍重で抗たん性の低い輸送船に 対してガ島では何ら戦果を上げ得ないでいる。 反してアメリカの中型、大型の爆撃機（B25,B26,B24,B17)は 日本軍の輸送船ばかりでなく随伴の駆逐艦まで葬り去っている、 この差は何から来ているのか。 ガダルカナルの攻防戦の鍵は、 お互いの輸送の遮断が最大のものであった事は明白である。 | |
| 56 夕立さん | 2015/01/30(金) 12:25:31 |
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話を少し戻してみる。
日本が抱いた「大東亜共栄圏」という夢の正体は何であったのだろうか。 日中戦争は、 ごく短期間で中国は屈服する、短期で解決ができると思ったが、 中国全土で激しい抵抗にあって解決の目途がつかなくなった、 こんな時に、昭和１５年５月のドイツ軍の欧州の西に行く大攻勢を見た日本は、 この情勢を利用して蒋介石を屈服させ、返す刀で南進を、陸軍の考えた夢の始まりである。 第二次近衛内閣は大東亜共栄圏の建設を基本方針とする「基本国策要綱」という 帝國の国家戦略を打ち出した。 つまり、米英が主導するワシントン体制を打破する、代わりに 日本が主導する東亜の新秩序を建設しようという事であった。 この為には、米英依存の経済構造を脱却し、日本中心の経済ブロックを構築する、 骨格は「日、満、支」東亜全域からオセアニアまで含めるとした夢であった。 | |
| 57 夕立さん | 2015/01/30(金) 12:47:38 |
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帝國はこの構想を実現するための手段として独伊との連携を強化し
ソ連との関係も改善に向け努力をする、 可能ならば、独伊ソを含めた四国同盟を実現しようと考えた。 具体的には日独伊三国同盟を結びさらにソ連を加えて四国同盟を完成させる、 ここで一つの不安要素が日本側にあった、 つまりドイツの最終勝利が疑わしい部分が浮かび上がってきた、 日本の構想はこのドイツとソ連を味方に引き入れれば全てが解決するであろう、、 最大の懸案である対米関係を改善するという重大事を脇に置いたままで 帝國は走り始めた。 昭和１５年９月に日独伊三国同盟を締結する、 だがその翌年昭和１６年６月に頼みの綱であるドイツは突然、独ソ戦を開始した、 日本の夢の構想であった、日独伊ソの四国同盟は脆くも崩れ去った、 これはとりも直さず、大東亜共栄圏の前提が崩れ去った事と同意義であった。 それでもなお、日本は南部仏印への進駐を開始し、 ソ連を攻撃する用意として関東軍特殊演習の名の下に陸軍の主力を 大動員し集結させた。 アメリカが対日戦争をはっきりと意識する事態が訪れた、 | |
| 58 和魂洋才さん | 2015/01/30(金) 19:24:30 |
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韓国は1970年代に米国の圧力により一旦は核兵器開発計画を放棄し、「朝鮮半島非核化に関する共同宣言」を行っている。しかし1994年に北朝鮮の核開発疑惑があり、米国は北朝鮮の爆撃を検討し、ソウルでは市民の大規模な避難が行われるなど朝鮮半島での戦争の危機が高まったことなどから、その後韓国政府はNPTに違反する独自の核開発を極秘裏にすすめた。2000年1-2月にNPT（核拡散防止条約）に明らかに違反した核燃料濃縮実験を科学者が極秘で行ったことを2004年になって韓国政府は認めた。その高濃縮ウランは兵器級の90%に近い濃縮度に達していた[30]。そのためIAEAは検査団を韓国に急行させ強制的な査察を行っている。韓国政府は実験があくまで平和利用目的であることを主張したが、IAEA内部では疑義が出ており、専門家は核兵器レベルのウランを醸成するレーザーを使用したその技術を民生利用したとは信用し難いと主張している[31]。
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| 59 和魂洋才さん | 2015/01/30(金) 19:27:01 |
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現在の韓国政府は公式には核兵器開発の検討を否定している。しかし韓国の世論調査によると、51%の人が核兵器保有に賛成している。2006年の北朝鮮の核実験後は65%の人が核兵器保有に賛成で、賛成しないという回答は32%だった[32]。
将来、もし北朝鮮と国家統一を果たした際には、北朝鮮が保有していると見られる核弾頭を継承し核保有国となる可能性がある。 大東亜共栄圏（だいとうあきょうえいけん、Greater East Asia Co-Prosperity Sphere）は、欧米諸国（特に大英帝国・アメリカ合衆国）の植民地支配から東アジア・東南アジアを解放し、東アジア・東南アジアに日本を盟主とする共存共栄の新たな国際秩序建設を目指した、第二次世界大戦における日本の構想である。 日本・満州国・中華民国を一つの経済共同体（日満支経済ブロック）とし、東南アジアを資源の供給地域に、南太平洋を国防圏として位置付けるものと考えられており、「大東亜が日本の生存圏」であると宣伝された。但し、「大東亜」の範囲、「共栄」の字義等は当初必ずしも明確にされていなかった。 | |
| 60 夕立さん | 2015/01/30(金) 19:36:19 |
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過去も現在も、短期間で交代する日本の政権は、
長期的な重要な国家戦略を描くことも出来ないで泡のように消滅を 繰り返した。 軍隊と言うのは、 中期、いや長期での国防計画を描く、それは一重に将来の潜在的な敵に備えて 国防計画を策定する。どこの国の軍隊もすべからく同様である。 短期政権の連続、 これによって作られる国家戦略は国家全体の意思として日本の安全を考える というよりも、 短期に政権が変わるから、陸海軍も自己の組織的な有利をとりあえず国家に求める 、このような戦略無き国家は戦前も現在も同じである。 日本の弱点はクルクルと変わる、政権であり、外国はそんな国とまともな交渉を 積み重ねようとはしないであろう。 この短視眼的な傾向が、 先の戦争で主要国を全て敵とする、南に行くか北に行くか定かならず、 実現の可能性の極めて低い大東亜共栄圏の建設など、そのもとは日本に特有な 短期で変わり続ける無責任な政権、政治家にある。 | |
| 61 夕立さん | 2015/01/31(土) 13:06:59 |
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明治１１年、
参謀本部が設置される。 参謀本部が天皇に直属し統帥権が政府から独立をする、 これは軍令、用兵の発令が政府の大臣の管轄の外になり 統帥部長と言われる参謀本部長が天皇を補佐して行なわれる事になる。 参謀本部長はのちに陸軍参謀総長と海軍軍令部長とに分かれる。 天皇は参謀本部長の補佐により陸海軍大臣にはかることなく 統帥権を親裁できるようになる。 もともと統帥権を独立させたのは、 明治初期の政府、政権基盤が弱かった政府が 反政府勢力と軍が結びつき反乱を連動することを恐れたからである。 この歴史的過程から参謀本部に代表される統帥機関は政治が軍の 統帥に干渉することを拒否する性格を持っていた。 この事が、戦時における戦争指導に必要な政策と戦略の統一が出来なくなり 後に制御のきかない軍部の独走に繫がるのである。 | |
| 62 夕立さん | 2015/01/31(土) 13:20:13 |
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海軍は徐々に力をつけるに従って
従来の陸主海従の体制に不満が出てくる。 軍令部長と参謀本部総長を同格にするように要求するが、 これは日露戦争の時代には所謂元老の調停で何とか陸海軍は 共同作戦を取ることになったが、 昭和１２年、盧溝橋から日中両国の衝突に発展し全面戦争に移行する、 昭和１２年９月、近衛首相は中国への宣戦布告と大本営開設を陸海軍に 打診をした。 陸海軍は日中戦争を公式には戦争ではないという態度を貫くことで 列強の干渉をかわそうと考えた。 この為に、近衛首相は統帥機関の改革として戦争と認定されない事変に おいても、必要ならば（陸海軍の協力が必要な場合）大本営を設置できるように 大本営条例を改定、 日中戦争（支那事変）においても大本営が開設された。 大本営は開設したが政府の意向が十分に軍部に反映されないことを 不満に思った近衛首相は政府と大本営の連携を円滑にする為に 大本営政府連絡会議が設置される。 これが名称を変えながらも大東亜戦争（太平洋戦争ー海軍呼称）に至るまで 続いた国家意思決定と戦争指導の機関となるが、多くの問題を内包していた。 | |
| 63 夕立さん | 2015/01/31(土) 23:43:02 |
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日米戦争の中で重要な事は、
アメリカが日本の暗号、特に海軍の暗号を解読していたかどうかである、 また解読していたとしたら、どの程度までの内容を解読できていたか。 もっとも機密度が高いはずの海軍の「D暗号」がアメリカ軍の情報部によって 解読されていたとしたら、日本は丸裸で戦争をした事になる。 海軍の情報部は最後までアメリカによる「D暗号」の完全解読はあり得ないと 主張し、そう日本側は思い込んでいた。 アメリカは日本海軍の膨大な情報を入手したが、それを頭から信じた訳ではない、 暗号とは乱数、順列組み合わせ、行列式、これらが複雑に絡み合っている、 海軍は「あり得ない」と否定し続けた、アメリカによる日本海軍の暗号の解読は、 事実であろうか。 疑問がある。 真珠湾攻撃 ミッドウエイ 山本五十六長官の戦死 まず一番突出した例として、 山本長官の前線視察をアメリカの情報部が暗号解読により事前に正確な時間と 場所と乗機まで掴んでいたかどうか、 山本長官の前線視察は、ブイン基地への視察である、 ブインとはラバウルとガダルカナルのちょうど中間にある日本海軍の 航空基地であり、制空権は日本側に握られていた、と信じられていた。 暗号の解読はあったのか、 | |
| 64 和魂洋才さん | 2015/02/01(日) 09:10:10 |
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真珠湾攻撃陰謀説（しんじゅわんこうげきいんぼうせつ）は、1941年12月8日（現地時間は7日）の大日本帝国海軍の真珠湾攻撃を、アメリカ合衆国大統領のフランクリン・ルーズベルトが、事前察知をしながらそれをわざと放置した、という説である。この説は戦時中の日本や、終戦後のアメリカでも唱えられていた。現代では第31代大統領やマッカーサーなどのルーズベルト非難が明らかになっている[1]。
日本海軍が択捉島のヒトカップ湾からハワイの真珠湾（パールハーバー）まで、31隻からなる艦隊で北太平洋を横断する大遠征を行った上で、戦艦や駆逐艦が駐留している軍港を奇襲し、しかも成功したという事実は、アメリカに大きな衝撃をもたらした。 当時アメリカにはモンロー主義に代表される孤立主義の伝統があり、他国の戦争に巻き込まれることを嫌う傾向があった。また、ルーズベルトは選挙戦において「あなたたちの子供を戦場には出さない」ということを公約にしていた。 | |
| 65 和魂洋才さん | 2015/02/01(日) 09:12:18 |
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ヨーロッパで第二次世界大戦が始まっても、レンドリース法による兵器・物資の供与は行ったものの、アメリカは中立の立場を取っていた。そこに起こった真珠湾攻撃は、アメリカが連合国に加わって第二次世界大戦・太平洋戦争に参戦するきっかけを作り出した。
2度の原爆投下を経て太平洋戦争に完全勝利し、半世紀以上経った2001年にアメリカ同時多発テロ事件が発生した際には、このテロを真珠湾攻撃と同様のものだと強調する言論が多く見られるなど、アメリカ人の精神に拭い切れないものを残した。 このように真珠湾攻撃は、軍事的には破格であり、かつ政治面や精神面に大きな転換をもたらした大事件であったため、様々な憶測が生まれた。中でも「ルーズベルトは日本の攻撃を諜報局から知らされていた（ただし、諜報局も攻撃目標がどこであるかまでは確信していなかった、との説あり）にも拘らず、あえて放置し、攻撃を許すことでアメリカの参戦を国民に認めさせた」とする真珠湾攻撃陰謀説は開戦後60年以上たっても、繰り返し論議される。しかもそれを信じる多くの人々が、日本とアメリカ双方にいて、論争が起こっている。 | |
| 66 夕立さん | 2015/02/01(日) 13:50:34 |
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アメリカの海軍情報部は
真珠湾の可能性も情報部はつかんでいたが、 米海軍の上層部はこの情報を却下した、日本にそのような 機動性、航空兵力があるとはとても信じられないというのが その理由であった。 アメリカの情報部が日本海軍の「D暗号」の 解読に自信を持ったのがミッドウエイであった、 ある偽情報を流し メジュロ環礁の海軍部隊がこれに引かっかった。 山本長官のブイン基地視察の情報は米海軍情報部につかまれた、 一つの電文、 よほど慌てたのか平文で発信されていた、 長官の到着時刻と出迎え、巡視の予定と随行員など。 これでアメリカ海軍情報部は「D暗号」は完全につかめたと 確信した。 米軍情報部はその重大情報を大統領にまで上げた、 もし山本長官機を撃墜したら、次の聨合艦隊司令長官は誰か、 そこまで論議が交わされた。 米海軍はもっとも警戒すべき後継者に山口多聞海軍少将の 名を上げた、だが彼はミッドウエイで戦死している。 米軍の下した結論は、山口多聞が健在ならば、現在の山本五十六長官を 撃墜すべきではない、 その理由は山本長官の打つ手はほぼ読めてきている、新長官が山口多聞ならば 戦略が全部やり直しになる これで山本長官の撃墜が決定した、 | |
| 67 和魂洋才さん | 2015/02/01(日) 15:53:38 |
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真珠湾攻撃は事前にわかっていた？
この陰謀論は、フランクリン・ルーズベルト大統領が日本の攻撃を意図的に誘いだし、攻撃があることは事前にわかっていたが、ハワイを防衛している将兵には知らせなかった、 というものだ。 アメリカは伝統的にモンロー主義と呼ばれる孤立政策をとっており、ヨーロッパ情勢に関わりを持たない政策をとっていた。 そのため、当時は世論も議会も戦争には圧倒的多数が反対だった。 さらには、ルーズベルト自身も選挙戦において「あなたたちの子供を戦場には出さない」と公約していたのだ。 しかし、ヨーロッパ戦線で苦戦しているイギリスを救うため、ナチスドイツと戦うためには宣戦布告が必要。 そのためにはどうしても最初の一発を日本に撃たせ、アメリカの参戦を国民に認めさせる必要があったのだ。 | |
| 68 和魂洋才さん | 2015/02/01(日) 15:55:42 |
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陰謀論を信じる者たちによると、アメリカは少なくとも、イギリス、ソ連、オランダ、オーストラリア、ペルーなどから、真珠湾に奇襲攻撃があると事前に警告されていたという。
実際に、日本の暗号もほぼ全てを解読していた。 真珠湾に攻撃があるのは分かっていたが、アメリカ政府はこれを必要な犠牲と考え、わざと見逃すに至った。 そう信じる人は多いようだ。 という主張をどう思いますか。 | |
| 69 和魂洋才さん | 2015/02/01(日) 16:01:35 |
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事実だとしても、日本軍部の幹部らの中にもスパイがいないとこの策略を成功させる事は出来ないでしょうがね。
「真珠湾の真実 ルーズベルト欺瞞の日々」という本を読みますと21世紀になってから公開されたアメリカ公文書の通信記録や証言からわかったことは ・アメリカ政府は日本に先制攻撃させる政策をすすめていた ・真珠湾が攻撃目標なのは11ヶ月前にわかっていた ・機動部隊の司令官は南雲中将で旗艦は赤城など部隊編成も把握していた ・機動部隊が出発するとアメリカ政府は機動部隊が偶然発見されないように北大平洋を航行禁止とした ・ハワイの海軍部隊は北東から日本軍が接近するのに備えて偵察部隊を送ろうとしたが政府に止められる ・攻撃の当日はいつも真珠湾に出勤していた情報将校は他の基地に行った ・真珠湾の戦艦部隊は日本軍の標的になるように何ヶ月も留め置かれていて日本軍の攻撃を心配した司令官が移動させるように進言すると更迭されてしまう ・ハワイにいた日本海軍のスパイが日本に向けて打電した暗号もすべて解読されていて詳細スケジュールも筒抜けでした | |
| 70 夕立さん | 2015/02/01(日) 21:26:34 |
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ミッドウエイの２ヶ月後の
ガダルカナルの攻防で 日本側は 「これがアメリカの本格的な反攻か、それとも 単なる規模の大きい威力偵察であるのか」 全く解らないまま思い込みによって海軍艦艇、陸軍部隊を送り込んだ。 この後の推移は歴史の示すとおりの大敗北の始まりになった。 もし日本軍が米軍の暗号の解読に成功していたら、 周到な作戦を立てることが可能であった、ミッドウエイに続き ガダルカナルでも戦力、人命の大きな喪失は最小限に留められたはずだ。 暗号の重要性は、 ヨーロッパ戦線のドイツ軍の暗号「エニグマ」が英国情報部によって 解読され、解読システムが開発された事で、 ドイツ軍が連続的に大敗北を喫する事になる。 日本軍の陸海軍は自分たちの精密な暗号は決して解読される事は 無いだろうと信じ込んでいた、 この傾向は戦時中に限らず、現在の日本でも同様な思い込みと 願望を信じる悪癖が修正出来ていない。 暗号の重大性は後の日本軍の輸送作戦に於いても訳の解らない状態で 全滅を繰り返した、なぜ敵はこの時間とこの場所を知っていたか、 それを考えることはしなかった。 | |
| 71 最弱三段さん | 2015/02/02(月) 06:46:51 |
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陰謀論に関して、どうも、よくわからないのは、大多数の米国民が戦争に否定的だったからといって、なぜ、真珠湾をわざわざ攻撃させる必要があったかということですよ。
事前に現地に情報を知らせると、日本側に漏れるおそれがあるとか理由づけられると笑ってしまうしかありませんが。 暗号の解読から、確定的に真珠湾への攻撃が予想されるなら、真珠湾近海で迎え撃ったとしても、アメリカ国民は、戦争に肯定的になっていったのではありませんか？ なにせ、日本海軍が大艦隊を編成して、アメリカに戦争を仕掛けてきたのが明らかなわけですからね。 まあ、陰謀論というのは、出てきたという裏付け資料が、多くの研究者により徹底的に検証された後でないと信憑性がないことだけは明らかでしょう。 また、暗号解読の実際についても、正確にはどの程度のものだったのかについて、さらなる実証的研究が望まれますよね。 | |
| 72 和魂洋才さん | 2015/02/02(月) 10:09:43 |
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歴史家のチャールズ・ピアードは戦争責任はルーズベルトにあるとして『ルーズベルトが引き起こした戦争1941』を発表し、日本でも大鷹正次郎の『第二次大戦責任論』がある。ロバート・セオボルド『真珠湾の審判』、ジェームス・バーンズ『ルーズベルト』、ロベルタ・ウォールステッター『パール・ハーバー』が出版された。ジョン・トーランド『真珠湾攻撃』が大きな話題を呼び、ロバート・B・スティネット[2]『真珠湾の真実』が最近の書である。歴史家が真珠湾に関するもので比較的信頼されるものはゴードン・プランゲ『真珠湾は眠っていたか』である。20世紀末の「機密文書情報公開法」で事前察知を記した公式文書が色々明らかになっているが、これには諸説あり、評価が定まっていない。『月刊現代』最終号の2009年1月号では、「真珠湾攻撃「改竄された米公文書」バリー・プロジェクト」として、責任追及を恐れた政府幹部が外交文書の改竄に手を染めた件を詳述した。当時駐日アメリカ大使館員だったフランク・シューラーの追想によると、ペルーの特命全権公使リカルド・シュライバーが「真珠湾攻撃を至急米政府に通報してほしい」と述べた
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| 73 和魂洋才さん | 2015/02/02(月) 10:17:46 |
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攻撃の2、3日前に日本艦隊が太平洋をハワイに向かっているのが発見された。それは一般市民（またはアマチュア無線士）から無線をキャッチしたという通報が軍にあったためだ。パールハーバーが3日くらい後に攻撃されることが位置からわかった。東インド諸島のオランダ人スパイからは、場所の情報はないが攻撃がおこなわれるという警告があった。フーヴァーは再度大統領にハワイの指揮官に伝えるよう求めたが、自分が行動するまで待て、FBI関係者には一切漏らすなという返事だった。
今野は、9月の情報は、駐日ペルー公使リカルド・シュライバーから「一日本人を含む複数の情報」として「万一日本がアメリカと紛争になった場合、全軍事力を使用して真珠湾に大攻撃を加える意図を持つ」という話を駐日アメリカ大使館員（一等書記官クロッカー）が同年1月に聞き、それを伝えられた大使のジョセフ・グルーがその源であるとする[22]。今野によると、グルーは1月27日に大使館員がシュライバーから聞いたという内容を国務省に電報で送った。 | |
| 74 和魂洋才さん | 2015/02/02(月) 10:36:49 |
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加瀬英明による密約があったとする主張[編集]
1940年9月3日には米英防衛協定が調印され、アメリカはイギリス領のニューファンドランドと、北大西洋のイギリス空軍、海軍基地を使用することと引き換えに、イギリスに50隻の旧型駆逐艦と、大量の小銃、機関銃、砲、弾薬を貸与した。1940年9月27日、日独伊三国同盟条約が調印されたことを聞いて、ルーズベルト大統領は側近に「これで、日本をわれわれとの戦争に誘いこめる」と語った。1940年10月7日、アメリカ海軍情報部極東課長のアーサー・マッコラムによる、 1.蒋介石政権に可能な限りの支援を行う 2.米英が協力して対日禁輸を実施する 3.蘭印に日本へ石油を輸出させない などの項目からなる、日本を対米戦争に追い詰めるための提案書が提出され、ルーズベルト大統領はただちに承認した[6]。 | |
| 75 和魂洋才さん | 2015/02/02(月) 10:40:31 |
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歴史家のチャールズ・ピアードは戦争責任はルーズベルトにあるとして『ルーズベルトが引き起こした戦争1941』を発表し、日本でも大鷹正次郎の『第二次大戦責任論』がある。ロバート・セオボルド『真珠湾の審判』、ジェームス・バーンズ『ルーズベルト』、ロベルタ・ウォールステッター『パール・ハーバー』が出版された。ジョン・トーランド『真珠湾攻撃』が大きな話題を呼び、ロバート・B・スティネット[2]『真珠湾の真実』が最近の書である。歴史家が真珠湾に関するもので比較的信頼されるものはゴードン・プランゲ『真珠湾は眠っていたか』である。20世紀末の「機密文書情報公開法」で事前察知を記した公式文書が色々明らかになっているが、これには諸説あり、評価が定まっていない。『月刊現代』最終号の2009年1月号では、「真珠湾攻撃「改竄された米公文書」バリー・プロジェクト」として、責任追及を恐れた政府幹部が外交文書の改竄に手を染めた件を詳述した。
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| 76 和魂洋才さん | 2015/02/02(月) 10:45:18 |
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日本でスパイ活動を行っていたリヒャルト・ゾルゲから真珠湾攻撃の情報がソ連に伝えられ、スターリンによってルーズベルトに知らされたというもの（ゾルゲ通報説・ゾルゲ事件）。1951年5月17日に、ニューヨーク・「デイリーニューズ」に、政治記者のジョン・オドンネルが、モスクワからワシントンに真珠湾攻撃の情報が伝えられたことがゾルゲの告白文に記されているという暴露記事を載せたのがこの説の初出である。そこからルーズベルト陰謀論が再燃した。オドンネルの記事によると、戦後GHQに押収された日本の特別高等警察の機密文書の中にゾルゲの告白文があり、ワシントンの連邦議事堂内に厳重な監視下で保管されているという。それは「1941年10月に日本は60日以内に真珠湾攻撃を行うという計画を持っている、とモスクワに報告した。モスクワからはそれに対する謝状とともに、情報がワシントンに通報されたと知らされていた」というもの。この内容は、文書が送られてきた際に、国防省の誰かが見たものだとオドンネルは記述した[8]。ゾルゲは10月18日に逮捕されているので、その報告は10月の何日のものかはっきりしない。 | |
| 77 最弱三段さん | 2015/02/02(月) 11:38:43 |
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私が言いたいのは、なぜ、日本を対米戦争に追いつめた結果として、真珠湾を日本に徹底的に攻撃させる必要があったかということなんですね。
つまり、日本が真珠湾近海まで大艦隊を侵攻させてきたことで、対米戦争は確定的じゃないですか。 その出鼻をくじけば、日本軍（及び日本）は、戦わずして降伏状態でしょう。 たとえ、米軍に勝ったとしても、被害は甚大だったはずです。 日本軍による南方進出も、おそらく失敗していたことでしょう。 米国にとっては、なるべく自国民の犠牲を少なくしてという、政治的要請にも合致する。 中国から日本の影響力は排除され、日独伊の三国同盟も有名無実化する。 いいことだらけじゃないですか。 これは、ドイツに苦しめられていた英国などにとっても福音だったはずです。 それとも、さらなる常識では考えられないような思惑が存在していたというのでしょうか？ 陰謀論の妄想は止まりそうもありませんね。 | |
| 78 夕立さん | 2015/02/02(月) 11:51:00 |
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Re 77>
まさにそこがポイントですね、 米国が真珠湾に日本軍を誘い込むならば、その手前で 潜水艦部隊を伏せておき、戦闘機、攻撃機を用意しておき、 空母を追い討ちのできる位置に回航しておけば、 日本艦隊に壊滅に近い大打撃を与える事が可能であったはず。 わざわざ真珠湾内に誘い込んで３５００名もの命を犠牲にし、 ひょっとしたら燃料タンクから修理工場、全ての設備まで破壊される危険を 犯す必要がどこにあったか。 真珠湾陰謀説の最大の矛盾はここにあります。 ９．１１のあの犠牲者でブッシュ大統領は「This is the War!」と宣言している、 ３５００名の命を誘い水にしたとわかればルーズベルトの首が飛ぶでしょう。 現に太平洋艦隊の司令長官が防衛責任を問われて首になり、 二ミッツが少将から一気に大将に昇級し後の日米海戦を指導している。 真珠湾陰謀説は売らんかなのSF小説に過ぎない。 | |
| 79 和魂洋才さん | 2015/02/02(月) 12:12:35 |
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米国人の大好きなプロレスを考えれば容易に理解できる。
最初は徹底的にやられたふりをする。 その後は、ヒールを徹底的に打ちのめす。 これはルーズベルトにとってまたとない免罪符となった。 原爆を2発投下し20万人虐殺したことも、無差別爆撃で多くの民間人も虐殺したことも戦時法違反にも拘わらず正当化できた。 原爆投下は米国の人体実験であった。 米国は後に広島の町をそっくり再現し同じ高度で同じ性能の原爆を破裂させ、被曝線量を調査した。 これはデマでは無い、某大学医学部に医学博士号を授与されるために通ったことがある。 後に、同門会で客員教授から教わった話だ。 大日本帝国はヒールとなったのだ。 | |
| 80 和魂洋才さん | 2015/02/02(月) 13:38:53 |
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CIAであったガブリエル中森からCIAの総会後聞いた話では、アメリカはインディアンが存在しないと存在しない国だそうだ。
ガブリエル中森の話だと 9.11テロの時はユダヤ人が一人も貿易センタービルに出勤しなかった。 日本でも2週間前には情報が入っていた、渋谷のネット株屋で儲かってしょうが無いと言っていたオヤジがいたが、株の空売りで相当儲けていたようだ。 米国にいた息子からの情報だ。 戦争に謀略は付きものだ。 | |
| 81 夕立さん | 2015/02/03(火) 23:21:26 |
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昭和１９年になるとアメリカは日本本土の港湾、沿岸航路を
完全封鎖に出た。 大量の機雷が「B-29]を使って日本沿岸、海峡、重要航路にまかれた、 この機雷は沈底機雷であり、探知が非常に難しい種類のものだ。 更にアメリカは念を入れた、 米国の優勢な潜水艦隊による日本から出るあらゆる船舶、軍の艦艇、 日本に向うあらゆる船舶、軍の艦艇、 全てを撃沈せよと指令が出された、病院船であろうと疎開の船であろうと、 撃沈せよ、これが米海軍の最終命令であった。 米軍の機雷は優秀で、瀬戸内海を動く小型漁船まで次々と蝕雷して沈んだ、 日本の漁船も船舶も恐怖で港湾内に釘付けになった、 日本の補給路は完全に途絶えた、空からは連日の無差別爆撃、 このような状態で、台湾沖航空戦が起こる、 日本側は計６８０機の航空戦力をアメリカの機動部隊目掛けて 出撃させた、 日本側の報告は、 敵空母１１隻、戦艦２隻、その他１７隻撃沈と、 だが実際には、アメリカ側で沈没した艦艇はゼロであり、 航行に全く差し支えない程度の軽微な損傷が空母２隻、巡洋艦２隻、駆逐艦１隻に 発生した、 アメリカ側はこの戦闘を全く無視し記録に残していない、 日本側の出撃機は全滅に近い被害を受けた。 | |
| 82 最弱三段さん | 2015/02/04(水) 03:20:29 |
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旧ソ連の公文書？が大量に公開されて、次々に、新しい事実？が明らかになってきたとかあったはずですが、その現状は、それらの分析・研究など含めて、どうなっているのでしょうか？
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| 83 和魂洋才さん | 2015/02/04(水) 10:10:57 |
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アメリカは潜在的に日本という国を恐れてるんだと思う。９１１のテロの件もあるし、これまでにやってきたことに対する復讐があるかもしれないって意識が、常に脳裏によぎるんだろうね。
２発の核攻撃で２０万人以上の非戦闘員を虐殺したってことは、どれだけ言い繕ったとしても当のアメリカ自身が自分は歴史上類をみない大虐殺をした悪であるって自覚があるんだと思うよ。 他にもスポーツとか自動車競技とかでも日本が勝ちまくるとレギュレーションを変更してくるでしょ？多数派工作をしてルールを作り上げて、そのルールに従わない奴を悪と設定するわけだ。 インディアンを虐殺して回った後、インディアンからの復讐が出来ないようにインチキな条約を発行して、居留地に押し込めたようにね。アングロサクソンのやり口は昔からかわらない。 アメリカのこの潜在的な欲求に対して、中国が言葉巧みに近づいたんだろうね。将来的には日本を解体して、資産や領土を山分けしようぜ？的な。 アメリカは財政難がひどくて、本当に破綻寸前といってもいい。もうかつてのような力があるアメリカじゃない。シリアへの武力介入を渋って、結果プーチンにお株を奪われた件でも明らかだよ。 | |
| 84 和魂洋才さん | 2015/02/04(水) 10:54:47 |
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夕立さんはCIAの手先では無いだろうか
現在の韓国政府は公式には核兵器開発の検討を否定している。しかし韓国の世論調査によると、51%の人が核兵器保有に賛成している。2006年の北朝鮮の核実験後は65%の人が核兵器保有に賛成で、賛成しないという回答は32%だった[32]。 将来、もし北朝鮮と国家統一を果たした際には、北朝鮮が保有していると見られる核弾頭を継承し核保有国となる可能性がある。 台湾[編集] 台湾の複数の軍関係者らによると、台湾は中国が核実験に成功した1964年以降、当時の蒋介石政権が核開発に着手した。しかし、計画を知った米国は1976年、台湾に圧力をかけ、計画はいったんは中止された。1980年代後半になり、蒋経国政権下で開発が再開され、同研究院内に1987年、秘密裏に小規模核実験施設が造られプルトニウム抽出実験などが行なわれた。しかし、米国に亡命した同研究院幹部が1988年1月に行なった証言などをもとに、米政府が李登輝政権時代に施設を閉鎖に追い込んだ。陳水扁政権は核開発を完全否定しIAEAの査察も受け入れている | |
| 85 [Delete] |
| 86 和魂洋才さん | 2015/02/04(水) 16:08:40 |
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アメリカは潜在的に日本という国を恐れてるんだと思う。９１１のテロの件もあるし、これまでにやってきたことに対する復讐があるかもしれないって意識が、常に脳裏によぎるんだろうね。
２発の核攻撃で２０万人以上の非戦闘員を虐殺したってことは、どれだけ言い繕ったとしても当のアメリカ自身が自分は歴史上類をみない大虐殺をした悪であるって自覚があるんだと思うよ。 他にもスポーツとか自動車競技とかでも日本が勝ちまくるとレギュレーションを変更してくるでしょ？多数派工作をしてルールを作り上げて、そのルールに従わない奴を悪と設定するわけだ。 インディアンを虐殺して回った後、インディアンからの復讐が出来ないようにインチキな条約を発行して、居留地に押し込めたようにね。アングロサクソンのやり口は昔からかわらない。 アメリカのこの潜在的な欲求に対して、中国が言葉巧みに近づいたんだろうね。将来的には日本を解体して、資産や領土を山分けしようぜ？的な。 アメリカは財政難がひどくて、本当に破綻寸前といってもいい。もうかつてのような力があるアメリカじゃない。シリアへの武力介入を渋って、結果プーチンにお株を奪われた件でも明らかだよ。 | |
| 87 和魂洋才さん | 2015/02/04(水) 16:17:08 |
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米国人の大好きなプロレスを考えれば容易に理解できる。
最初は徹底的にやられたふりをする。 その後は、ヒールを徹底的に打ちのめす。 これはルーズベルトにとってまたとない免罪符となった。 原爆を2発投下し20万人虐殺したことも、無差別爆撃で多くの民間人も虐殺したことも戦時法違反にも拘わらず正当化できた。 原爆投下は米国の人体実験であった。 米国は後に広島の町をそっくり再現し同じ高度で同じ性能の原爆を破裂させ、被曝線量を調査した。 これはデマでは無い、某大学医学部に医学博士号を授与されるために通ったことがある。 後に、同門会で客員教授から教わった話だ。 大日本帝国はヒールとなったのだ。 客員教授もCIAだったかも知れない。 でなければそのような最高級の軍事機密を知る訳が無い。 | |
| 88 夕立さん | 2015/02/05(木) 19:46:26 |
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現在に至るまでも、
先の大戦は「自衛戦争」であったのか「侵略戦争」であったのか、 この論争は終わりが無い。 要するに 「勝てば官軍、負ければ賊軍」が答である。 いま考えなければならない事は、大日本帝国がなぜ大戦に突入したのか、 四年間も中国との泥沼の戦いに明け暮れ、国力を消耗し その上に、中国よりは遥かに強大な米英ソを敵にまわしてなぜ戦争に突入したのか。 米英との戦争は帝國が日中戦争の終結に行き詰まって積み木のように 失策を重ねた結果出てきたお化けである。 帝國が自力で蒋介石政権を屈服させる事ができたなら、もともと米英と戦争になる 羽目にはならなかったのである。 三国同盟によって帝國が出きる範囲は、英国を東アジアから追い出す 事までで限界であったろう。 それ以上の戦争継続、自給自足、長期持久作戦などは全て願望であり、 巨人アメリカの参戦は必然であった、 元凶は蒋介石政権の打倒すら出来ずに国力だけを消耗し、右往左往した 帝國の指導層の浅薄なシナリオであったと思う。 大東亜共栄圏、 昭和１５年７月の第二次近衛内閣の夢は、ドイツの英国占領を仮想した、 他人任せの、幻であった。 | |
| 89 夕立さん | 2015/02/05(木) 20:02:36 |
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昭和１３年の５月、
近衛首相は内閣改造を行なっている、 陸相に板垣征四郎、板垣は石原莞爾に近く、外相に宇垣一成、文相に 荒木貞夫をあてた、 陸軍省では次官に反石原莞爾の東條英機関東軍参謀長を押した、 華北分離を唱える板垣征四郎と対中国強硬論を唱える東條英機は 全く交わることは無かった。 組閣してすぐに近衛は周辺に辞意をもらすようになっていた、 要するに指導力の無い近衛首相の責任は日本の進路を大きく損ねたといえる。 昭和１４年１月、近衛首相は突然責任を投げて、総辞職した。 後継首相は枢密院議長の平沼騏一郎、この後は阿部信行、米内光政と続くが、 弱体で腰が定まらぬ政府は日中戦争についての指導方針も解決策も全く 持たぬまま、大日本帝国は明治の元老が知れば嘆くであろう、 主体性の無いままで三国同盟から滅亡へ向う、 | |
| 90 夕立さん | 2015/02/05(木) 20:17:49 |
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大東亜戦争（太平洋戦争）は真珠湾攻撃で始まったわけでは無い、
真珠湾の２時間前に、 陸軍による南方作戦が開始されている、 マレー半島、英領コタバル、タイ領シンゴラに奇襲をかけた。 更にその延長はシンガポール攻略にあった。 昭和１６年１２月８日午前零時、 海軍の輸送船に分乗した陸軍の上陸部隊がコタバル沖に集結、 オーストラリア軍の偵察機に発見されている、 英国東洋艦隊は夕刻にシンガポールを出航している。 戦闘開始 は１２月１０日、 軍艦マーチにより報じられる大戦果に国民は熱狂した、 皇居前、靖国神社に人々が押し寄せた。 １２月１０日、大本営政府連絡会議は この戦争を「大東亜戦争」とすると発表した、海軍は「太平洋戦争」を主張、 開戦から半年間は破竹の進撃が続き「大東亜」と呼称される広大な地域が 大日本帝国の占領下にはいった。 | |
| 91 夕立さん | 2015/02/06(金) 13:18:42 |
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３年半に及んだ太平洋の戦争の序曲であった
半年間だけが日本軍の一方的な連戦連勝であった。 南雲機動部隊は無敵艦隊と呼ばれ、インド洋までの覇権を 完全に握った。 だがちょうど半年後の昭和１７年６月、ミッドウエイで大敗北 空母を失った海軍は慌てて豪州の喉首にあるガダルカナルに基地飛行場を 設営した、 これがドミノ式の日本軍総崩れの始まりであり、大日本帝国は 日清、日露、第一次大戦で得た戦勝国の糧を全て完全に失い滅亡に向う。 先立つ、 明治３８年７月３日、小村外相と高平駐米大使が日露戦争の講和の 全権大使に任命された。 アメリカのポーツマスでロシアの全権大使ヴィッテとの間で交渉が行なわれ、 ９月５日、ポーツマス条約（日露講和条約）に調印した。 その結果、韓国全土の絶対支配権、遼東半島の租借権、南樺太の領有、 南満州鉄道の権利、沿海州とカムチャッカの漁業権を得たが、 軍事費の賠償、東清鉄道の延長権利は認められなかったが、 大日本帝国が世界に認められ、文字通り大国として英米仏独と対等な 交渉ができる地位を得た。 それを全て失ったのが、大東亜戦争の前半半年の勝利、その後の壊滅的敗北であった。 | |
| 92 夕立さん | 2015/02/06(金) 23:43:28 |
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大日本帝国の戦争目的はいったい何であったか。
もちろん米国本土の港に堂々と 戦勝入港する等は到底考えてはいなかっただろう。 では、何が戦争の目的であったか、 まず大日本帝国には中国を屈服させる実力があったか、 日本が中国を屈服させる事などあり得ない。日本にはそんな機動力も 大規模な戦略爆撃も何千キロの戦線を維持する補給力も何も無い。 蒋介石が南京から重慶に逃げた、 当然陸軍は重慶に進軍することを考えた、だが実現していない。 距離の壁が日本の機動力では克服できなかったのだ。 仮に２５００キロを踏破し重慶を占領したとする、だが占領地を管理し 統治し、行政を行なわなければならない。 膨大な費用がかかる、四面に敵を持つ日本にはまず不可能な作戦である。 もしも重慶を中心として住民がゲリラ化する、どう抑えるか、 ゲリラ討伐にはその１０数倍の兵力が必要になるのは常識である、 或いは米軍のように大型四発爆撃機、[B-17の大編隊]で空爆が出来るか、 これも不可能である。 日本が戦争目的として掲げ得るのは「自存自衛」のみである、 反して連合国の戦争目的とは「殲滅戦争」であるが、日本は「自存自衛」以外の 手段は零である。 | |
| 93 夕立さん | 2015/02/07(土) 23:54:52 |
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戦闘機の対地攻撃能力付与は二次大戦以降の戦争のあり方に
大きな変化をもたらした。 代表的なものが「P-47」であるが、米海兵隊が主に使用した 「F4U]が草分けであろう。 戦闘機が空戦能力と対地攻撃能力を併せ持つ事は簡単に見えて 簡単ではない。 要するにレーダーの小型化と高性能化が鍵である、 例えば米海軍の「F-18]と「A-18]戦闘機を「F/A−１８」として マルチロールにした例など。 現在世界の主力マルチ戦闘機は、タイフーン、Su-30,ラファール、グリペン、 F-16、自衛隊のF-2、F-15Eなど、が代表的なものでる。 現在イスラム国を攻撃しているヨルダン空軍の「F-16A/B ADF]が良い例として 解りやすい、BVR（目視外距離）AIM-120 AMRAAMを携行しており優れた 空戦能力を持つと同時に、 ルックダウン能力、AIM-7スパローの戦闘能力、地表地図記憶能力、 精密爆弾、軽量簡便ながらかなり付加価値の多い戦闘機である。 二次大戦に戻るが、米海軍が日本軍を圧倒したのは小回りと強力な装備を持った 「海兵隊」の存在が大きい。 帝國の島嶼防衛線が崩されたのはひとえにこの海兵隊の機動力、火力、勇猛、 絶対忠誠の海兵隊、 戦いの軌跡を見ると日米の戦闘方法の違いがわかる。 | |
| 94 夕立さん | 2015/02/08(日) 11:56:06 |
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Re 92>（註）
帝國の掲げた「自存自衛」とは資源確保、長期持久態勢、大東亜共栄圏、 などを全て内包する、政府、大本営政府連絡会議が正式に掲げた日本の 今次大戦に向う唯一の国家発信の戦争目的であった。 大東亜共栄圏とは第二次近衛内閣が出した戦争正当(植民地解放）であり南方資源確保は 経済制裁に対する自衛の結果であるとの内外への宣伝であった。 大東亜共栄圏とは八紘一宇が後ろにあり、五族共栄も八紘一宇が後ろにある 帝国支配を強く打ち出した掛け声であり「共栄」はあり得ない構想であった。 結局大東亜共栄圏は日本の国力の弱さから経済的に維持できず、住民はゲリラ化し 反日勢力を各地に培養し瓦解して行く、このような共栄圏が維持できる国力は英米を 置いて無理であった。結局「軍票乱発と軍政」、解放とは無縁のスローガンであった。 長期持久も補給の矛盾を内包しスローガンのみで終わっている、 つまり開戦後７ヶ月で全てのスローガンは崩壊し、絶対国防圏は地図の上での線引きの 繰り返しに終り、連合軍は絶対国防圏の中を自由に飛行を続けた。 | |
| 95 夕立さん | 2015/02/08(日) 13:18:36 |
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米海兵隊が日本軍の前に姿を現したのはガダルカナル戦からである、
「海兵隊」とは平時は三個師団程度でそんなに大きな集団ではない、 ホワイトハウスの護衛、各国米大使館の護衛、原子力空母の原子炉、核兵器の護衛、 式典の儀仗兵も海兵隊の任務である。 これらが現在の主要な任務である。 米語では「The Marine」または「Marine corps」と表記するが、通常は「マリンコー」 と発音される、「コープス」が別な意味にある事から彼らは「マリンコー」と別称するが、 日本人には発音が難しい「コー」という表現をする海兵隊は 強力装備と独自空軍を保持し、単独戦力としても陸自に比べ圧倒的である。 もともとアメリカ陸軍は図体が大きすぎて小紛争などには小回りがきかないが、 海兵隊はもともと海賊対策から生まれたように機動性と迅速攻撃をモットーとしている。 海軍の指揮下にあり、海軍の艦艇で現地まで行くが、海軍からは独立した自己組織である。、 サイパンに連なる島々は陸軍が後詰であったが、硫黄島は海兵隊の独自作戦であった、 沖縄はまた陸軍部隊との共同になっている。 海兵隊は「semper]と呼ばれる精鋭部隊である、日本軍は最後までこれを米国陸軍と 思い込んでいた。 | |
| 96 夕立さん | 2015/02/08(日) 13:50:15 |
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第二次大戦からアメリカが真剣に研究したのは戦闘機と攻撃機の一体化である、
もともと、その試みは二次大戦時に既に始まっていたが、 戦後、制空戦闘機が重要であるとの観点から制空戦闘機万能が叫ばれた、 代表的なものが「F-4][F-14][F-15]である。 ここに割って入ったのが「F-16]マルチロール戦闘機である。 機体を可能な限り小型化し強力な推力と攻撃力を持つ「F-16]は 接近戦空戦からアウトレンジ空戦へ、 そして対地能力の絶対的な能力が付与された、最初から核爆弾の携行能力が 付与された事実、 「F-16]が単なる小型の近距離防衛戦闘機では無い事が解ってくる。 ハイアンドローの編制が空軍の基本であるが、このコンビネーションが 「F-15]と「F-16]であった、 だが、「F-16C/D]ではブロック４０−５０と段階的に能力が付加されて、５０では 夜間攻撃能力、ブロック５２では敵の防空ネットの破壊など、 敵レーダーを無力化する能力と空戦,対地、対艦、いまや世界の主要国の 主力になっている。 ここから考えると、 大戦末期の陸軍の「疾風」に集中して「紫電改」の開発をやめる勇気が陸海軍にあったなら 日本初のマルチロール戦闘機として完成した可能性はある。 | |
| 97 夕立さん | 2015/02/08(日) 15:57:02 |
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現在の軍事技術は日進月歩であるが、
そのルーツの多くはドイツに由来する。 代表的なものがドイツ軍のロケットいやミサイルの走りであった 「V2号」であろう。 ソ連は特に「V2号」の技術に注目し製造図面ほか残された数百発の「V2号」を 技術者とともに本国に連れ帰った。 ソ連のロケット製造技術はここに始まっている、 史上初の人工衛星「スプートニク」であったが、ロケットの一段目と二段目は全く ドイツの技術の盗用であった。 じゃあ、それほど優れた「V2号」の戦果がロンドンで壊滅的でなかった理由は 弾頭がごく小さく飛行機の方が効果的な爆撃になったといわれる くらいの宝の持ち腐れであった。 ソ連は誕生したばかりの核弾頭に注目しミサイルに搭載できる核弾頭を開発した、 一方のアメリカもドイツから「V2号」２５発を持ち帰り実験を重ねたが、 主力は「B52]という超大型の核搭載の戦略爆撃機に置いた、 最後はアメリカもソ連のスプートニクに対抗すべく、ドイツの亡命者フォン・ブラウン博士を 陸軍主導で「エクスプローラ」で衛星を打ち上げ、核弾頭を装備する方向に 舵をとった。 日本がアメリカに与えたヒントは、特攻機が誘導ミサイル開発のきっかけになった。 | |
| 98 夕立さん | 2015/02/08(日) 19:35:29 |
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戦争に最重要な情報、それを伝える無線通信技術を例に上げると、
明治３８年の日露海戦に於いては、中型以上の艦船は国産の無線機を搭載し、 その無線機を駆使してロシア艦隊を打ち破っている。 では太平洋の日米海戦に於いて、最も重要な 通信とは何であったのか。 それはレイテ突入作戦における、小澤艦隊の囮作戦が順調に成功している事を 伝える通信であった、 これこそ帝國海軍の最重要な一本の通信であったはずである。 時は、昭和１９年の秋、 通信は航空機の機上からでは無い、 大型艦から大型艦への最も確実な通信であった。 日露海戦から４０年も経って、なお大型艦同士の重要通信が出来なかったなど 世界中の誰も信じないであろう。 陸海軍の戦闘機に装備していた無線通話は殆ど雑音で機能せず、 パイロットはそれを取り外し、手まねで意思を伝えるしか方法が無く、 近代戦に於いて、 情報伝達の重要性は今さら言うまでも無いであろう。 レイテ湾突入を使命として大きな犠牲を払いながら、 重要な通信が大型艦から大型艦へ通じなかった、 信じられない、 無為に山城、扶桑、武蔵、愛宕などを失い、瑞鶴、千代田、千歳、瑞鳳、 能代、山雲、基地航空機６００機、艦載機１２０機を失った、 | |
| 99 夕立さん | 2015/02/10(火) 21:49:28 |
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戦後の事だが、
小澤元中将がこう言っている、 「レイテで本当に戦争をしたのは、西村君一人だけだった」 これは痛烈な栗田へのあて付けであった。 西村祥治中将は昭和１９年１０月２２日ブルネイを出発した、 「山城」「扶桑」「最上」を主力にしてスリガオを抜けてレイテに近道を取った 第七艦隊司令長官キンケード中将は、オルデンドルフ少将の戦艦部隊を スリガオに派遣する、 主要な戦艦は「ペンシルバニア」「カリフォルニア」「テネシー」「ミシシッピー」 「メリーランド」「ウエストバージニア」 他に重巡、軽巡、駆逐艦隊、魚雷艇、 戦艦の殆どは真珠湾で傷ついたものを修復、近代化されレーダー射撃装置が 標準装備されていた。 大量の魚雷と正確なレーダー射撃の巨砲が「山城」「扶桑」を打ちのめす、 この戦闘は非常に悲惨なものであった、 生存者が殆ど居ない事実、 泳ぎ着いた水兵の殆どは待ち受けるフイリッピンゲリラに撲殺され、 手足を斬られ、若い命を無残に散らした。 西村中将は傷だらけの西村艦隊を率いて真っ直ぐに突き進んだ。 帝國海軍の戦艦の戦いで最も悲壮で最も激烈なものであった。 | |
| 100 夕立さん | 2015/02/12(木) 00:00:49 |
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昭和１９年を過ぎると、アメリカは俄然攻勢を強める、
制空権と制海権は完全に米軍の手にあり、彼らは自由に日本の絶対国防圏の 中を飛び回った。 なぜ帝國はここまで絶対絶命の戦争に踏み切ったのか、 日露戦争の勝利にその根がある、 英国が離れ、米国がはっきりと日本殲滅を決意した時、 頼みのドイツは北の大国ソ連に手を出した、 日本はまだまだ一撃のチャンスを探し求めて、 ついに肉弾突撃と特攻しか抗する術を失い、なお、本土決戦を叫んで 紛糾した。 ソ連は怒涛のように満州を超え、関東軍と在留日本人を凜辱し殺害した、 ソ連は１０万というが、実際には関東軍の兵士は１千人ずつの部隊に分けられ、 本国送還と騙され列車に乗せられた、 ユダヤのアウシュビッツ行きの列車と同じだった、列車はシベリアに、 ６０万とも１５０万とも言われる日本軍捕虜は死を前提にした重労働に使われる。 ソ連は北海道から本州の北部分に進攻の構えを見せた、 トルーマンは断固として拒否したが、ソ連は日本占領の為に１２０万の大軍を 準備した。 大本営ではまだ「本土決戦」を叫んでいた、原爆は全部で１２個落とされる 決定が大統領に裁可された。 | |
| 101 鉄仮面さん | 2015/02/12(木) 13:06:04 |
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夕立さんの長期連載に割り込んで申し訳ないが、どうしてもわからないことがある
蒋介石の政府ごときを何年かけても倒せなかった天皇の軍隊が 広い太平洋を舞台にしてどうして巨大国家アメリカと戦うことを決意したのか 夕立さんが指摘されるように 明治から日本の内閣は平均1年余の短命続きで政治能力の無さは国際的に知れ渡っていた となれば国際間紛争の解決には 日本中の秀才を集めて一大組織を構成していた陸海軍しかなかったのは事実だろう ところがである 明治時代から大勢の陸大海大卒の優秀な軍人がアメリカ駐在の経験を持ち アメリカの実力を彼ら自身の眼で見て納得していたにもかかわらず 上層部は彼らの経験と知識を生かすことがなかったことがわかっている 戦後になって日本企業は世界に雄飛することを望み、幾多の駐在員を送り込んだが 彼らの経験や知識を生かされることは殆ど皆無だった 駐在員の報告にある現地の市場性は無視され 同業者の製品を相互に盗み 同じようなデザイン、同じような性能、同じような価格で国際市場で戦ったのである その結果敗れたのは意外にも日本企業ではなくて、アメリカ企業のほうだった （続く） | |
| 102 鉄仮面さん | 2015/02/12(木) 13:11:28 |
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日本企業は情報を秘匿することを重要視し、同じ企業のなかでありながら情報を秘匿したし
さらには同じ財閥系の企業でありながら技術協力しあうことは絶対になかった 三菱は川崎に、日立は東芝に製品発注を行なうことは普通だった また大企業の人事は封建時代を彷彿とさせるもので、絶対的な年功序列と純血主義に徹していた この制度を順守することが企業の至命であり、大きな失敗をしでかしても責任を問われることはなく 人事から外されることはなかった 太平洋戦争はおそらく、こうした日本の社会風土が生んだものではなかったのかと思うのである 米軍が山本五十六を撃墜するに当たって 山本の死後、誰が次の連合艦隊司令長官に就任することになるのかを検討した その結果山口多聞以外にはあり得ないと判断したのだが そのときにはもう山口は死亡していたので 安心して山本機を撃墜することにしたという逸話がある この山口もアメリカ駐在の経験があり、数多の報告を送っていたが、採用されることがなかった 山口は真珠湾攻撃以降、上官である南雲を口を極めて酷評していたことが知られている その南雲の優柔不断の性格のために山口は海戦で命を落とすことになる （続く） | |
| 103 鉄仮面さん | 2015/02/12(木) 13:14:20 |
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もしアメリカが日本のそうした社会風土を知っていれば
実際に山口が数ある先輩を跳ばして司令長官になることなどあり得なかったことを知っただろう アメリカでは年功序列よりも実力を重視する 艦隊司令長官も実力主義で選んだ 山口は開成中学卒で私の先輩である 開成は今でも優秀な学校であるが、その教育方針は戦前のままに残され 先輩後輩の関係は絶対だった 中学一年生の子供にも4時間の睡眠しか許さず、徹底的に暗記を強要する方式だった 陸大海大も暗記教育だったといわれる 暗記に優れた者だけが成績優秀とされ、昇級した 東大も慶応も、暗記力のあるものが選ばれる 今の日本の政治家や高級官僚を見ていると 個々には優秀なのだろうが、視野の狭い印象を受ける 自民党も民主党も年功序列制を堅持しているし 官僚にいたっては年功序列のうえに、門閥閨閥が今でも大手を振ってまかり通っている 政党も官庁も戦前と同じように、党益省益課益に日夜明け暮れているのでは 日本は再び危ない橋を渡ることになりそうだ | |
| 104 夕立さん | 2015/02/12(木) 16:00:46 |
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鉄火面さん＞
お説拝聴しました。 ポイントは小生と同じだと思います。 アメリカはあまりにも日本を知らなかった、いや知ろうともしなかった、 それは、ドイツは必ず欧州の脅威になると警戒を緩めなかったし、 アメリカにはドイツ系の移民も沢山おり、彼らの進んだ科学技術は アメリカ人は良く知っており、また同じ西欧の思想を持つドイツの軍隊は リヒトホーヘンの時代からアメリカは何となく親近感と警戒感とを同時に持っていた、 だから軍の構成も抜擢あり、降格あり、同じ文化を共有しており、 ドイツに対する理解と警戒感は日本に対するものとは雲泥の差があった。 二次大戦でも、兵卒から将軍になったものも、普通の飛行兵から一気に大尉、 少佐にごく短期間で昇ったものもいた、この点はアメリカがドイツを理解するには 日本よりは簡単であったと思う。 | |
| 105 夕立さん | 2015/02/12(木) 16:19:31 |
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鉄火面さん＞続きです。
さて、山本長官の撃墜の是非を大統領まで上げたのは、 アメリカ式の考えでは破天荒なところのある勇猛な山口多聞, アメリカ式の考えでは、山本長官亡きあとを率いるのに山口少将が大将に 抜擢される可能性ありと考えていたが、 アメリカが日本を理解していなかった、 例え山口多聞が健在でも、決して少将から大将に、聨合艦隊の司令長官に 抜擢されるような日本の風土では無い事を全く理解していなかったのです。 米軍情報部は山本五十六の打つ手は暗号以外にも、 悉く読み切っており、組し易い相手であった、 だから生かして置いた方のメリットを大統領まで 上げて検討をしたのです。 当時の米海軍情報部の要注意人物には、山口多聞と三河軍一がリストアップされていた、 他の提督は全く考慮するに及ばずと切り捨てられていた点を持っても、 日本の海軍指揮官は随分舐められたものです。 企業風土にも触れられていますが、 日本人の集団尊重の風土は個人尊重の西欧の風土とは大きく異なります、 つまり判子の数だけ責任が分散される、タケシの言葉じゃないが、 皆で渡れば恐くない、です。 この責任を取らない風土と優秀な個人の抜擢風土は相反するものです、 | |
| 106 夕立さん | 2015/02/12(木) 16:35:50 |
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鉄火面さん＞続きー
日本の社会風土は個人は責任を取らない、あれだけの東北大地震でも 管直人と東電の社長と幹部が逮捕される事は無かった。 満州事変も責任は取らない、ミッドウエイの敗戦も誰も責任を取らない、 サイパンの敗戦も、誰一人として責任は取らず、東條内閣が総辞職でお茶を濁した アメリカでは全く正反対だ、 真珠湾では、防衛義務を怠ったとしてキンメル太平洋艦隊司令長官、大将の 責任を追及し、少将に降格されている。 近くはマッカーサー元帥が朝鮮戦争で作戦を誤ったとして元帥を解任されており、 アメリカの企業風土も、人々の考えも、ミスを犯せばそれなりの懲罰を受ける、 功績があればそれなりの論功行賞を受けるのが当然という至極当たり前の思考がある。 日本では 個別の敗戦責任を日本国民が糾弾するという事は無く、軍もそれを行なわなかった、 インパールの牟田口中将はお咎めなしで戦後を生きている、 ミッドウエイの源田は戦後参議院議員にまでなっている、重大責任で 処罰が相当な南雲も嫌がらせ人事でサイパンに飛ばされただけ、 中将は中将のままだった。 敗戦後、 「一億総懺悔」とは当たるも八卦、あたらぬも八卦であろう。 | |
| 107 SKおじさんさん | 2015/02/12(木) 17:39:38 |
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Re105
当時の米海軍情報部の要注意人物には、山口多聞と三河軍一がリストアップされていた、 他の提督は全く考慮するに及ばずと切り捨てられていた点を持っても、 日本の海軍指揮官は随分舐められたものです。 そうゆうことは君の論友の三保平清に聞かな？ 彼は以前、三川軍一将軍（私、会ったことある。おだやかな紳士で立派の一言）のこと、 第一次ソロモン海戦で輸送船団とり逃がしたこと無茶苦茶、罵詈罵倒しとった。 ほんであの河内屋の旦那さまと喧嘩になった。私，氏を知るから義憤にかられ 「そんなこと云うもんでねえ」と注意したら。 艦隊決戦の戦術しかしらん、戦略０点組、海軍兵学校の典型的欠点を持ってきた提督だ。 将の器あらざる兵だ！とさんざんだった。米海軍情報部と三平の評価は天と地だな？。 | |
| 108 夕立さん | 2015/02/12(木) 20:56:19 |
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Re 101>
一つ見逃していたので追記します。 ＜蒋介石の政府ごときを何年かけても倒せなかった天皇の軍隊が どうして巨大国家アメリカと戦うことを決意したのか＞＞ これは重大な指摘です。 日本軍は蒋介石軍を倒すことができたのか、 答は「ノー」である。 局地戦では悉く日本軍の火器の優勢が蒋介石軍を圧倒して、 その限りでは勝ち続けていた。 だが、日中戦争を終結するという目的、蒋介石軍を屈服させる事、 可能であったか？、「ノー」であろう。 問題は中国大陸の未開の亡羊とした広さである、 南京を落とせば、重慶に逃げる、 日本軍は海軍の陸攻などで散発的な空爆を行なったが、地上軍を 送り込んで、蒋介石にとどめをさす事は、やはり不可能であったろう。 第一に膨大な軍が必要であり、長い補給線を支える巨大な国力が必要になる、 第二に、中国軍がゲリラ化して散開したら、それをどう捉え、どう殲滅するか、 既に７０万もの大軍を中国大陸に貼り付け戦費の６０％も注ぎ込みながら、 大陸の未開の広さ、援蒋ルートと実際の米国式武器の流入である、 「それでも、なおより巨大な米国との戦争に踏み切ったか」 これが大日本帝国を語る上の最も重大なポイントである、 続くー | |
| 109 夕立さん | 2015/02/12(木) 21:55:23 |
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「それでも、なおより巨大な米国との戦争に踏み切ったか」
小生が思うに、 日露戦争の勝利が軍部、国民に全部強烈に沁みこんだものと思う。 当時の国力比で日露は１：１０の国力比と言われていた、 実際はそんな程度の実力差では無かっただろうが、いずれにしろ、 日本は大国ロシアを屈服させた、 これが沁みこんで,艦隊決戦と白兵突撃あらば、アメリカといえども 勝てると信じた。 帝国は以後ずっとこの思い込みで戦争に突入した。 海軍の「艦隊決戦」、陸軍の「白兵主義」 アメリカと日本の国力比がやはり当時１：１０と盛んに報道された、 実際の潜在力は５：１００くらいの差があるのだが、日本は頭から信じ込んだ。 こんども同じ国力比ならば、「艦隊決戦」と「白兵主義」で皇軍の 強さを世界に見せてやる。 恐らく心底はこんな事であったろう。 日露戦争時の英米という超大国の後押しがあった事はすっかり忘れて、 またロシアは赤色革命の最中で軍部と国家は四分五烈していた事実も 考慮しなかった。 和平を仲介後押しする大国の後ろ盾も無く、 逆に世界中の大国を全部、敵にまわしていた。 「米国との戦争に踏み切った」背景は恐らくここにあったろう、 勝てると信じたのだろう。 | |
| 110 鉄仮面さん | 2015/02/13(金) 17:16:53 |
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昭和15年、当事の大蔵大臣賀屋は陸海軍統帥部会議で
米英からの輸入を断たれれば 昭和16年以降、鉄、石油、ゴム、アルミ以下の戦時軍用材備蓄は毎年3割減少し 補充の当てが全くないことを報告していた 山本五十六が政府首脳から対米英戦争の是否を問われたとき 戦争第二年目の終わりには 海軍所有の艦船および航空機の8割が消耗するだろうと答えた 失った艦船や航空機の補充もないままで、なぜ戦争が継続できると考えたのか 御前会議、連絡会議、統帥部で戦争継続とか戦争終了が議論された記録は一切ない 山本が海軍としては半年は戦って見せるといったが 連合艦隊司令長官の責務にある者としては極めて不謹慎、不適切な発言だった 半年も経てば人事異動で他部署に移されているだろうとでも考えていたのだろうか 実戦部隊の最高責任者がこの程度の知能の持ち主だったことは 国民にとって大きな不幸だった （続く） | |
| 111 鉄仮面さん | 2015/02/13(金) 17:30:43 |
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対米英戦に向けての数次にわたる天皇臨席での御前会議は軍部が主導権を握っており
山本や賀屋の意見が取り立てられることは一度もなかったし 戦争資材逼迫状況が議論されることも無かった 既に国の方針決定は内閣にはなく、天皇直轄である陸海軍統帥部が握っていた 陸大海大で暗記と日清日露の図上演習の成績のみで出世したものには 経済戦や政治外交戦が理解できるはずもなかったのである 戦時軍用資材を獲得するために、大本営は対仏印泰施策要綱を決定した 天皇への具申内容は「帝国の自存自衛上の緊急かつ重要な措置である」というもので 天皇は即時にこの独善的かつ侵略的企図を承認した 陸軍は昭和15年の仏印北部進駐に続いて翌昭和16年7月に仏印南部へも進駐した 真珠湾攻撃に先立つこと5ヶ月のことで、これが太平洋戦争の実質的幕開けだった 戦後天皇はこの裁可について語ることはなかった 開戦決定後、嶋田海相は興味ある発言をしている 「海軍は日米戦争をやりたくないが、この段階で海軍が反対するとなると、国内に内乱が起こる可能性が十分ある そうすれば元も子もなくなってしまう」 これと同じ発言を天皇自身が戦後のインタビューで語っているのだが 果たして偶然なのだろうか | |
| 112 夕立さん | 2015/02/14(土) 18:12:49 |
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戦争終盤になってもなお
精強なる帝國海軍には米海軍に致命的な「奇襲」をかける 能力を持ち続けていた。 帝國海軍は決して弱小な集団ではあり得なかった、 潜水艦一つ取っても、日米の技術格差は殆ど無く、 むしろある意味では日本軍の潜水艦の方が先進的であり続けた、 ただ不幸にも日本の潜水艦部隊の運用が間違っており潜水艦の 能力と潜水艦の乗組員の卓越した能力はある場合には米軍を凌いでいた、 それなのに、日本軍の潜水艦と米軍潜水艦部隊の戦力効果を比較すると 圧倒的に米軍の有利である、 この件はまた述べる。 戻るが、 帝國海軍の水上部隊と機動部隊には昭和１９年になってもまだ 米軍に致命的ともいえる「奇襲」をかける能力と成功させる能力を 持っていた。 | |
| 113 夕立さん | 2015/02/14(土) 18:58:48 |
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帝國海軍の強靭性は、
「暗号解読」はされていても、なおそれを打ち砕く能力を持っていた。 つまり「実戦力」が鍛え抜かれており、電子兵器、航空機に見える科学工業力の 差は歴然としていたが、 遭遇すれば叩き破るほどの強い海軍であった、 この点は戦後の二ミッツ元帥の回顧録にも 「米国が相手にした敵海軍の中で過って日本海軍ほど強靭で勇猛で 手ごわい敵があっただろうか、振り返ってなお深い敬意を持ち続ける 効敵手であった」 「奇襲」成功の可能性の一つがマリアナ沖海戦であった、 戦闘は日本海軍の戦略的奇襲攻撃から始まった。 この戦闘は地上基地から発進する航空機と空母艦載機が 連携をし一挙に米機動部隊の中枢を突く作戦であり、 作戦と行動は完璧に行われていた。 勝敗を決したのは、電子兵器、レーダーの運用と 日本軍のパイロットの経験、実戦経験の欠如であり、 それが、連携した航空機を米機動部隊を攻撃できる範囲に送り込める総合能力の 欠如となった、 さらに日本海軍の攻撃機と戦闘機に相互の音声通信が機能していなかった事が、 チャンスに集団戦闘を有利に導けなかった。 米海軍のF6F改良型の性能の卓越よりも、上記二点が決定的であった。 | |
| 114 夕立さん | 2015/02/15(日) 13:52:54 |
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栗田艦隊
「武蔵」を失い一度は退却したがハルゼーの主力は北方へ小澤艦隊を 追いかけレイテから遠く引き離されていた。 栗田艦隊は何度か反転、針路変更を行なったが、結果的にこれが効を奏していた、 大型艦の航行が難しいといわれるサンベルナルジノ海峡を「能代」を先頭の 単縦陣で巧みに突破しフイリッピン海に出る事に成功している。 ここで「大和」の見張りが水平線上に空母らしき集団を発見する、 これがスプレーグ少将の護衛空母群であったが、当然攻撃すべき対象ではあったろう、 だが、大和などの鈍足な主力をこれに差し向けたのは指揮官のミスである、 「金剛」「榛名」に巡洋艦と駆逐艦をつけ追撃すれば１８ノットの護衛空母は確実に 仕留められた、優秀なレーダーを持つアメリカ艦隊が戦艦の砲弾の範囲まで日本軍を 発見できなかったのは、戦争の混乱の中の不可思議である。 アメリカ側の驚愕は想像を絶する、いきなり目の前に大戦艦が現れたのだから、 だが撃沈したのは護衛空母１隻、駆逐艦３隻のみである、二時間余りの追撃劇で、 時速１８ノットの護衛空母を時速３３ノットの主力正規空母と間違った？ 初歩的な錯誤であるが、栗田長官の連続する迷いはこの後も続く、 | |
| 115 夕立さん | 2015/02/16(月) 11:09:26 |
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レイテ作戦の時、日本の絶対国防圏は崩壊を始めており、大東亜共栄圏は瓦解しつつあった、
日本の軍需省も戦争経済の崩壊を認め、 昭和１９年２月既述の通り、 中部太平洋の絶対国防圏の要衝であったトラック海軍基地が 米機動部隊の大空襲を受けた、この日の空襲を日本軍は予想できておらず 一方的な攻撃が反復し繰り返された。 地上にあった航空機２７０機、艦艇９隻、輸送船３４隻、糧食２千トン、 燃料１万７千トンを全て失いトラックは基地機能を喪失して陥落する。 絶対国防圏の要衝が崩れ去り制海権、制空権は完全にアメリカにわたった、 これ以降の戦争はアメリカ軍はいつでも好きな時に選んだ場所を何の抵抗も受けずに 空襲、制圧が可能になった。 日本軍にとっての痛手は優秀な大型油槽船５隻が全部撃沈されたことで、 南方資源地帯の石油は基地から運び出す術が無くなり、戦争経済を支えた 全ての柱が完全崩壊に至る。 米潜水艦部隊の襲撃に加えて米機動部隊による空からの輸送船の被害は 「輸送」と名のつくものを完全に遮断する。 大東亜共栄圏は各所で現地人の蜂起が起こり、アジアを解放したはずの日本は 解放した旧植民地の現地人により包囲、襲撃を受ける逃亡軍となる。 | |
| 116 夕立さん | 2015/02/16(月) 20:19:57 |
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日本軍の海軍が崩れ、陸軍が孤立し、最後は帝國が崩壊していった
過程の中心にあるのは、 「帝國の戦争経済の崩壊」と「絶対国防圏の崩壊」は同時進行であったという事実である。 「戦争経済の崩壊」の最初の発端が有名なガダルカナルの戦いである、 ガダルカナルの戦いとは「補給の戦い」であり、「補給」に勝った方が 戦争に勝利をする図式が明白な戦いであった。、 つまり、ガ島の戦いは両軍が本格的に戦火を交える前に、補給の段階で既に 勝ち負けは決まっていたといえる。 大本営はガ島奪還の為に投入された陸海軍の為に増援部隊、兵器、食糧の 輸送作戦を繰り返し繰り返し行った、 日本軍の補給中継基地はラバウルであり、ラバウルからガ島まで１千キロに及び、 ガ島周辺の制海権、制空権はアメリカの手にあった、 更に日本軍の輸送船団の護衛方式は貧弱であり、長い補給線はガ島の米軍には 格好の獲物になり、米軍は繰り返し攻撃が非常に容易な立場にあった。 零戦の航続距離とガ島での戦闘可能な時間はもう何度も述べられている、 状況を更に悪くしたのは、米軍の潜水艦基地がブリスベンにあり、ガ島への出撃は まさに自国の庭のようなものであった。 | |
| 117 夕立さん | 2015/02/16(月) 20:38:54 |
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日本軍にまだ力のあった昭和１７年１１月
大本営はガ島奪還の為に最強と思われる大規模な輸送作戦を行った、、 最新鋭の優秀な輸送船１１隻に第三八師団主力と武器、弾薬、食糧を満載し、 海軍はこの作戦に１１隻の駆逐艦を護衛につけた、 つまり輸送船１隻に駆逐艦１隻の護衛船団がラバウルを出発した、 １１月３日にラバウルを出港、ガ島目前の距離にて米軍機２００機の大空襲を 受けた。 米軍爆撃機は爆弾を注ぎ込み、またガ島基地に爆弾を補給しに戻り、反復攻撃を 行なった、 ７千トンクラスの輸送船が次々に爆撃され７隻が炎上しながら海に逆立ち 沈没した、残る４隻はガ島に辿りついたが、 揚陸中に再度攻撃を受け、４隻とも沈没をした。 揚陸できたのは人員２千名、野砲の弾薬２６０箱、米１千５００俵（４−５日分） だけであった。 輸送船は同じように空と水中から撃沈され、兵員、弾薬、食糧は海底に沈み 辛うじて辿りついた将兵はそれでも少ない武器と食糧で突撃を繰り返し、全滅、 助かった日本兵はマラリアと飢えでガ島の土に帰した、、 失敗を１０回重ねても日本軍は同じ方式で輸送を繰り返した、 駆逐艦と潜水艦によるネズミ輸送、ドラム缶輸送も輸送船と同様な惨状を呈した。、 | |
| 118 夕立さん | 2015/02/16(月) 21:29:42 |
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アメリカの電話会社「ベル」によって「SJレーダー」が開発された、
日本の輸送船団を確実に捕捉し撃沈する新兵器が 「SJレーダー」と潜水艦装備の超小型装備が日本軍の輸送路を完全に遮断した、 米海軍の猛威が「SJレーダー」によって倍増する。 荒天で闇夜でも「SJレーダー」は苦も無く日本の輸送船団を捕捉し 確実に撃沈をし始めた。 闇夜で大荒れの海で潜水艦が魚雷攻撃を成功させる事は これまでの常識では不可能とされており、日本軍はあえて闇夜と荒天を選んで 輸送に取り組んだが「SJレーダー」の出現は見えない目標を確実に捉えた 悪天候、悪条件下でも確実に日本船団を捉え、距離と方位を正確に計算し この情報を魚雷データー計算器に入力するだけで見えない目標に対して 魚雷攻撃ができる事になる、 米潜水艦の艦長も最初は疑心暗鬼で見えない目標に魚雷を発射したが、 驚くほど正確に魚雷は目標をヒットした、SJレーダーを装備した米潜水艦に 抗する日本の輸送船と艦艇の回避方法は無くなった。 このような新兵器を量産できたのも、アメリカの工業基盤の裾野の広さである。 | |
| 119 夕立さん | 2015/02/17(火) 13:04:38 |
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日米戦争に於いて
最も差がついた兵器は潜水艦では無かったか？ 帝國海軍 「伊号」「呂号」 米国海軍 「ガトー級」「テンチ級」 不思議な事は、建造数、就役数、の差はそれほど大きくなかった、 だが結果的な戦果を比べると、まさに天と地ほどの差がついた。 両国の潜水艦の性能、能力、はほぼ同等であると認識されている、 全戦争を通じて米国潜水艦の犠牲は ５２隻、 日本海軍の潜水艦の犠牲は １３１隻 戦果は米潜水艦が 日本の艦艇２０１隻を撃沈、商船を１１１０隻を撃沈 日本海軍の潜水艦が 米軍の艦艇を ２３隻撃沈 商船を１８０隻撃沈、 アメリカの潜水艦の運用とは比較にならないほどの危険と隣り合わせの状況で 日本海軍の潜水艦隊は目覚しく勇戦している。 艦艇に対する戦果を見ると、 日本海軍の潜水艦は 空母「ヨークタウン」「ワズプ」の二隻を撃沈している、 戦艦の撃沈は無し。 重巡洋艦は「インデイアナポリス」 一隻を撃沈、 輸送船 百七十五隻を 撃沈 米軍潜水艦は 戦艦 「金剛」空母「大鳳」「信濃」重巡「愛宕」「摩耶」を始め 輸送船を含めると圧倒的である。 精強な日本海軍の潜水艦隊がこの程度の戦果に留まったのは 運用に最大の原因がある。 | |
| 120 夕立さん | 2015/02/18(水) 21:29:46 |
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事実だけを書いて来たが、
帝國陸海軍、特に帝國海軍には日米戦争に勝利する可能性は僅かだが 確実に存在していたと思う。 もしもを言えばきりが無いが、 もしミッドウエイで空母上空の直衛と山本長官の指示通りに 半数は魚雷戦の用意をしておけ、これを守っていたら、 もしもレイテ湾の入り口で大本営の命令どおりに 「大和」を先頭にして栗田艦隊がレイテ湾に突っ込んでいたなら、 もちろん、艦隊は後に全滅する可能性は強いが、 レイテ湾の狭隘な砂場に集結していた５万５千を超える米軍の上陸部隊の兵士は、 多大な犠牲を強いられたであろう。 栗田艦隊は後には確実に全滅の運命が待っていたが、 米国国民の戦意を喪失せしめるというもともと山本五十六が描いた 最大の目的は、ここで達成された可能性がある。 遡って考えれば、 もしも帝國陸軍の関東軍が昭和１６年末にソ連に攻撃を仕掛けていたならば、 ドイツがモスクワを占領をした可能性を作っただろう、 そうすると、後の戦争の推移は、全く日本に有利に運んだ可能性がある。 | |
| 121 ウォースパイトさん | 2015/02/19(木) 11:12:06 |
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Re:120
レイテ到達前に、最低でも戦艦６隻・重巡４隻・大型軽巡４隻・駆逐艦20隻の米第７艦隊及び豪海軍を相手しなくちゃいけないのに、レイテ突入成功出来ると思いか(笑)？ 昭和16年にソ連侵攻しても日本そのものが資源枯渇で崩壊するのがオチだよ。 ソ連がウラル以東で徹底抗戦すれば全くの無意味だよ。 ミッドウェーでは山本提督のやり方が無能の極み、空母機動部隊は連戦で練度は低下し整備や疲労が無視できないレベルまで悪化していた。 しかもミッドウェーからの波状攻撃もありつつ、米空母機動部隊の所在知れず。 その状況でミッドウェーを更に叩くのは当然だよ。 更にGF司令部は大和がミッドウェー近海に米空母が行動している兆候を察知したにも関わらず、機動部隊には通知しなかった。 ミッドウェー敗戦は山本提督以下GF司令部の責任が特に大きい。 | |
| 122 夕立さん | 2015/02/19(木) 11:54:30 |
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Re 121>
浅薄な知識の書き込みだな、あちこちで恥をかかずに自スレの管理に徹しろ！ ここはもしも、と断ってある、初めから絶対可能とは言っていない、 お前さんの底は見えている、引っ込んでろ！ | |
| 123 ウォースパイトさん | 2015/02/19(木) 12:58:03 |
| 124 ウォースパイトさん | 2015/02/19(木) 13:09:07 |
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Re:123
更に言えば、志摩艦隊は栗田艦隊司令部が予測した通りに最悪な状況下で撤退していたが魚雷艇群の波状攻撃と空母艦載機と陸上基地からの執拗な空襲を受けて軽巡阿武隈がが大破、駆逐艦潮によって乗員救助後に沈没している。 栗田艦隊が反転せず突入すれば、護衛空母群の空襲と第７艦隊の砲戦・水雷戦、魚雷艇群の波状攻撃で殲滅されるのがオチの無策無謀の愚作です。 重ねて言うが、レイテ突入は特攻作戦ではない。 お分かりか？ | |
| 125 夕立さん | 2015/02/19(木) 13:23:52 |
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RE 124>
解らん坊やだな, レイテ突入後の栗田艦隊は必ず全滅すると書いている、 一端の戦争マニアのようだが、二次大戦、現代の戦争、これらを語るには 艦艇の知識に加えて航空機、航空機エンジン、陸軍の軽戦車、重戦車、直射砲、 榴弾砲、その他の総合知識が必要になる、戦記ものだけの片かじりで出るんじゃないぞ、 現代に通じるミサイルの知識、防御の知識、第五世代、の戦闘機につながる二次大戦の 航空機発達とエンジン、プロペラの知識、総合して語るのが常識だ。 お解りかな？だと？ お前さんから何を解るんだ？ ここまで飛びぬけると天然記念物だな、 | |
| 126 夕立さん | 2015/02/19(木) 13:30:19 |
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123を見逃していた、
狼狽だと？誰がお前さん如きに狼狽するか！ もう書き込むな、まともな論議のできるレベルじゃない。 | |
| 127 夕立さん | 2015/02/19(木) 13:40:07 |
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ははあ、
この坊やはこれを誤読したのか＜チャンスが確実に存在していた＞これか？ チャンスとは米軍兵士をkill するチャンスだ、一発か二発の直撃で可能だ、 その後艦隊は時間差で全滅する、これを誤読したのか、 話はここまでだ、二度と来るな、 | |
| 128 ウォースパイトさん | 2015/02/19(木) 13:59:58 |
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Re:127
愚かな…レイテ突入以前に殲滅されると分からないか？ 栗田艦隊は連戦続きで疲弊し、重巡戦力が致命的に損耗している。 しかも護衛空母群に制空権は支配されている。 ここで小沢艦隊・西村艦隊・志摩艦隊に続いて栗田艦隊まで全滅・壊滅・殲滅されたら、米国の士気はうなぎ登りだぞ。 「これで日本には戦力はない！」とプロバガンダでも使えるからな。 所詮、軍事組織に居た事の無い国士気取りの右翼にありがちな精神論か…(笑) | |
| 129 夕立さん | 2015/02/19(木) 14:05:07 |
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ここまでだ、マニアの坊や！
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| 130 ウォースパイトさん | 2015/02/19(木) 14:13:41 |
| 131 夕立さん | 2015/02/19(木) 18:14:39 |
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「特攻」が海軍の戦略として登場し最後は「特攻」が主要な攻撃手段と
なっていくが、 この過程で見逃せないのが、「反跳爆撃」である、 もともとは英国空軍の考案したピンポイントの攻撃方法である、 日本では海軍より陸軍がこの戦法に熱心であったが、実験段階で 「反跳爆撃」の部隊が米戦闘機と正面遭遇し全滅している、 ここで日本軍の「反跳爆撃」は頓挫するが、「特攻」の前に試す価値のあった 敵艦攻撃方法であった。 爆撃機は高度４千から目標を捉え、降下を始める、高度３千付近で 目標に[正対]し更に高度を１千まで下げ、速度は逆に４５０キロ以上を維持し 目標に真っ直ぐに接近する、この段階は敵の対空砲火と護衛戦闘機がいれば極めて危険度が 高い、 高度１千から敵に３００ｍ−４００ｍまで接近する、 ここで角度を取り、２５番爆弾をリリースすれば爆弾は水中に潜らずに 水面をスキップするように跳ね飛び敵の艦腹に命中する、 命中率と撃沈率は極めて高い。 ダンビール以降、横須賀航空隊と航空技術廠は本格実験に取り組むが、 弱点は日本軍の爆撃機に多く存在した、 敵の対空砲火が集中しやすい、防弾装備が薄い場合は、ほぼ「特攻」と 同じ危険率があった。 | |
| 132 和魂洋才さん | 2015/02/19(木) 18:24:15 |
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特攻隊など時代遅れもいいところだ！
コラム：「ドローンの脅威」を理解すべき理由 2015年 02月 9日 16:26 JST Robert Beckhusen ［４日 ロイター］ - 市販されている無人飛行機（ドローン）に関する「最悪のシナリオ」を想定してみよう。先月２６日には米ホワイトハウスの敷地内にプロペラが４つある無人機「クアッドコプター」が墜落する騒ぎがあったが、ここではもっと深刻なドローンの脅威を考えてみたい。 例えば、爆薬や金属片、ボールベアリングなどを搭載したドローンはどうだろう。テクノロジーの発達に伴い、そうしたドローンを編隊飛行させ、一斉に爆発させることも可能だろう。 問題は、どうやってそれを防ぐかだ。 突拍子もないことに聞こえるかもしれない。しかし、米国防総省や米国土安全保障省の当局者は今、実際こうしたシナリオに頭を悩ませている。テロリストによるドローン攻撃は「まだ」起きていないが、十分に可能性はある。ドイツ警察は、２０１３年にドローンを使った攻撃を計画していたとして複数の極右過激派メンバーを逮捕した。 | |
| 133 和魂洋才さん | 2015/02/19(木) 18:26:00 |
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自動車を使った爆弾攻撃と同様、ドローン爆弾は安価で場所を選ばず、誰にでもできる攻撃の手口となり得る。ドローンを使えばフェンスを飛び越え、検問所も回避できる。速い移動が可能なため、治安当局に十分な対応の時間も与えない。もし議員や軍幹部、そして大統領が狙われたらどうなるだろう。
良いニュースは、ドローンは簡単に無線妨害できることだ。ほぼすべてのドローンは、地上の操縦者と無線でつながっているため、電子妨害には弱い。正確なセンサーがあれば、近隣を飛行するドローンの位置をピンポイントで特定でき、妨害電波発生装置を使ってドローンを無力化させることもできる。市販されているドローンの多くに対しては、この撃退方法が極めて有効だろう。 | |
| 134 夕立さん | 2015/02/19(木) 18:47:13 |
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開戦前の日本は第一次大戦の戦勝国として国連の委任統治領として
マリアナ諸島、マーシャル諸島、東西カロリン諸島を結ぶ西太平洋の島々を ほぼ領有していた。 日英米開戦に伴い、これらの日本領有諸島に隣接する連合軍の島々は 誰が考えても即刻日本軍の攻撃、攻略を受けるであろう事は双方に想定できた。 日本領有の南洋諸島に隣接し孤立していたグアム島はその目標になった。 当時、グアムにはマクミリアン海軍大佐の７００の守備隊が常駐していた、 昭和１６年１２月８日午前５時４５分と記録にあるが、ハート海軍大将の名で 真珠湾攻撃の第一報がグアムに届いた。 グアム在留の日本人、２０−３５名は拘留され守備隊は日本軍を迎え撃つ構えを取る、 攻撃は陸軍南海支隊、堀井富太郎少将の５千の部隊と海軍の第五根拠部隊、 春日篤少将指揮下の林弘中佐の特別陸戦隊一個大隊４００がグアム上陸を開始、 護衛は第四艦隊「津軽」「夕月」「菊月」「卯月」「朧」プラス施設艦、 後方に第六戦隊の「青葉」「衣笠」「加古」「古鷹」 １２月９日早朝、水偵機に寄る爆撃が開始される。 | |
| 135 夕立さん | 2015/02/20(金) 21:16:05 |
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開戦初期の日本陸海軍の快進撃,零戦と隼、聨合艦隊の機動部隊の
無敵の進軍、順調すぎる南方作戦,全てが絶好調の頃、 昭和１７年４月に日本本土が始めてアメリカの航空機による 突然の爆撃を受けた。 爆撃隊、「B-25」１５機は本土から１千キロ離れた洋上の二隻の空母から 発進し昼下がりの東京、横浜、横須賀、川崎市街上空を低空飛行し 地上を銃撃、爆撃をし神戸に向った。 神戸上空から急に西方に機首を揃え、基地のある中国大陸に向った。 この爆撃隊の爆撃は非常に軽微なものであり被害といえるものは殆ど無かったが、 白昼堂々と帝都上空、その他本土を低空で飛び銃撃、爆撃を行った事実は 帝國陸海軍の指導部に防空体制に大きな穴があった事、ショックを持って知らしめた。 当時の本土防空態勢は陸軍が重要都市と要地、基地の防空を海軍は軍港と 重要な港湾の防空を担当していた。 各地には航空兵力、対空砲を配備し邀撃態勢を取っていた、 特に防空態勢に弱点があったのは陸軍の担当地域であり、東條首相は昭和１７年末までに 防空兵力を二倍に増強することを決定した。 | |
| 136 夕立さん | 2015/02/20(金) 21:33:41 |
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昭和１７年５月２０日、東條内閣は政界、言論界、財界を一つに結集し、
単一の政治結社である「翼賛政治政治会」を創設した。 日本はドイツと同様な単一政党が突出するという事実上の一党体制を 貴族院を含めてほぼ全部の議員がこれに属した。 「翼賛体制」は愛国婦人会、大日本国防婦人会、大日本連合婦人会などを 統合し「大日本婦人会」が発足し「大政翼賛会」に加盟した。 全ての国民が国防と銃後の守りの為に結束し、聖戦を成し遂げることが 国土の隅々まで呼号され、国民の意気は高く聖戦完遂が合言葉になる。 大日本婦人会とは２０歳未満の未婚者を除く全ての女性が加盟させられ、 「銃後の守り」として勤労奉仕が幅広く行なわれ、必勝を確立しようという スローガンが掲げられ、 帝國の国論は統一され、必勝、完遂、皇軍不敗、国民は一丸となった、 そして直後にミッドウエイ、そしてガダルカナル。 | |
| 137 夕立さん | 2015/02/20(金) 21:35:43 |
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訂正＞
翼賛政治政治会 → 翼賛政治会 | |
| 138 和魂洋才さん | 2015/02/20(金) 23:09:01 |
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その結果どうなった？？
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| 139 夕立さん | 2015/02/21(土) 21:36:10 |
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昭和１８年陸軍省は
「撃ちてし止まむ」 を決戦標語にしたスローガン、ポスターを大量に（５万枚）配布した。 ポスターは街中のあらゆる場所に貼りだされた、 戦況は悪化を続けたが無批判にありもしない戦果を 大々的に書き続けた、その際たるものが朝日新聞であった。 ５月アリーシャン列島のアッッ島で日本軍の守備隊 ２５００人が米軍の猛攻を受けて全滅した。 大本営はこれを「玉砕」と発表しその武士道、潔さを賞賛した、 朝日新聞のトップの見出しは、 「烈々、戦陣訓を実戦」と掲げた。 戦陣訓の一節、 「生きえ虜囚の辱めを受けず、死して罪禍の汚名を残す事勿れ」 この「戦陣訓」により軍人は捕虜になる事を不名誉な事だという風潮が 兵士の間に広く浸透した。 同年６月東條内閣は「勤労動員命令」を発し中学生以上の学生を軍需工場に動員を 始める、 １０月、大学、専門学校の法文科系の学生の徴兵猶予が取り消され、 理工科系を除く満２０歳以上の学生の一部が１２月から軍隊に入ることになる、 １２月２１日、神宮外苑競技場にて出陣学徒の壮行大会が挙行され このとき学徒７万名が行進した。 欧州戦線の枢軸国にも大きな潮目が動いた。 | |
| 140 夕立さん | 2015/02/22(日) 00:23:00 |
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戦争末期から少し振り返ってみれば
帝国海軍がなぜ世界三大海軍国にまで成長したか、 先人の弛まざる努力と工夫の積み重ね、その影にどれほどの 犠牲があったか。 海軍の機動部隊が世界最強に成長するが、根は空母「若宮」 から始まっている。 「鳳翔」は帝国海軍航空隊の第二番手の空母である、 大正の頃の空母とはのちの艦載機と呼ばれる水上機から 戦闘機まですべてを同様に積む軍艦を呼んだ。 なお艦載機とは昭和の新聞社が呼称した一般名称であり、海軍の正式呼称は あくまでも艦上機が正しい。 空母の芽生えは「鳳翔」からであるが、「若宮」の功績も光るものがあった。 当時の筆頭航空隊とは横空であるが、このころから海軍霞ヶ浦航空隊が始まった、 霞ヶ浦航空隊は下士官、士官の教育、練習生の育成など海軍航空隊の裾野を 大きく広げた重要な役目を果たした。 横空は爆撃機、雷撃、空戦の実際を叩きこむ実戦部隊を育てる実質的には戦闘部隊 でもあった。 昭和に入ると横空は新たに高等科学生、大尉クラスの飛行将校を終結させ、 将来の指揮官を集中的に訓練を開始する。 このように海軍の航空隊は新設の若き息吹に意気上がる海軍の新しい戦力として 後の日米戦争の立役者になっていく。 | |
| 141 夕立さん | 2015/02/23(月) 18:05:41 |
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昭和３年４月、艦隊令を改定し「航空戦隊」が編制される、
「主トシテ航空母艦、駆逐艦ヲ以ッテ編制スル時ハ之ヲ航空戦隊ト称す」 昭和３年６月、岡田啓介海軍大臣が東郷元帥外を招待し 新生「第一航空戦隊」のお披露目がなされた。 東郷元帥の言葉が残っている、 「日露戦争では海上の正面だけを注意しておけば良かった、 これからの時代は水中から潜水艦が来る、上空からは飛行機が来る 今後の海上作戦は大いに苦労だろう」と、 「鳳翔」の縦張り式着艦制動策（アレステイングワイヤー」とは 径１２ミリの鋼策を艦首から艦尾に間隔１５センチで６０本ほど張られている 着艦機の制動策である。 着艦機は車軸につけた鉤で縦方向の鋼策に摩擦を生じさせ、摩擦抵抗とコマ板を踏む ことで着艦機は止まるシステム、時代は航空機の大型化、高速化、大量の 搭載機の振り分け等、すでに「鳳翔」の時代は去りつつあった。 「鳳翔」の艦載機は三式艦戦、一三式艦攻、「鳳翔」の最大速度は２５ノット、 合成風力は毎秒１２ｍ、これでこの時代の艦載機は発着艦が可能であった。 昭和４年には「鳳翔」の甲板からは縦張り制動策は取り外され、 艦尾に横張り、着艦フックによる方式に変わっている。 | |
| 142 夕立さん | 2015/02/23(月) 18:32:21 |
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海軍には「飛行隊」と「航空隊」がある、両者は別物である。
大村航空隊が設置されたのは大正１１年１２月である、 続いて昭和５年６月の館山航空隊、 館山航空隊は艦戦、艦攻、水偵、飛行艇、を取り揃えた実戦部隊であった。 続いて昭和６年６月の呉海軍航空隊が発足する。 この年、昭和６年には１７個飛行隊を内包する６個航空隊が完成し、 各鎮守府には実戦航空隊が少なくとも１個配置され海軍航空の陸上、基地航空隊の 芽生えも同時にスタートしている。 昭和６年という年は様々なものが大きく動き出した特記すべき年である、 昭和６年９月に「満州事変」が勃発する、 中国での排日運動は急速に激化し、上海でも大部隊が市を包囲し一触即発の状態が 続き、上海に北の満州から戦雲が飛び込む、 上海には１８００名に過ぎない上海海軍陸戦隊があった１月２４日「能登呂」が上海沖に 回航され２８日から２９日に上陸を救助する為に「野登呂」から三座、十四式水偵が ２機、２機、と分かれ揚子江を北上し６０キロ爆弾を抱いて上海上空に達した。 | |
| 143 夕立さん | 2015/02/23(月) 19:37:00 |
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満州事変と上海事変、日中戦争への道が満州と上海から繫がっていく、
その頃、昭和６年１月には旗艦「鳳翔」は横須賀、 「加賀」は佐世保にあった。 １月２９日日支両軍の戦闘が開始されたとの電報が入ると、 「鳳翔」「加賀」は出撃し馬鞍群島に向かい、旗艦を「加賀」に移す、 搭載機の詳細は「加賀」に三式艦戦１６機、十三式艦攻３２機、「鳳翔」には 三式艦戦１０機、十三式艦攻９機、の陣容であり、 ２月２日になると揚子江付近で活動中の艦艇を終結し、臨時に第三艦隊が編制される、 ここに野村吉三郎中将が、海防艦「出雲」に将旗を、上海攻略に海軍が正式に動いた。 ここから、揚子江を巡って南京、パナイ号事件、日中戦争に一気に戦争は拡大した。 海軍母艦航空隊は昭和８年ぐらいから欧米に遅れながらも「急降下爆撃」の訓練が 始まった。 日本海軍の急降下爆撃は、爆撃機、艦爆では無く、初期には戦闘機乗りによって 急降下爆撃(４５度以上の降下）の研究が進んだ。 | |
| 144 夕立さん | 2015/02/24(火) 12:52:56 |
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海軍に、いよいよ「艦爆隊」が発足する、
初期には戦闘機で急降下ダイブの訓練を行なっていたが、 急降下に耐える頑丈な構造が特別に要求される事が浮かび上がり、複葉機時代 の終りが近づいていた。 「ハインケルHe-50型」＝日本向けの輸出タイプは「He-66型」 急降下と垂直降下までできる主翼、胴体、動翼、全てが銅パイプ製から、 ジュラルミンの時代に。 海軍最初の国産の艦爆は「九四式艦上爆撃機」＝「八試艦上爆撃機」である、 一号機が納入されたのは昭和９年２月２８日であった。 垂直降下にも耐えられる機体に２５０キロ爆弾を胴体下に一発、左右主翼には３０キロを 計二発、新鋭の艦爆の新たな問題は「G]の問題であった。 現在のような「G-スーツ」も無い時代に、また「G]経験の無いパイロットには 「G]の恐怖は想像を絶したと言われる、普通戦闘機が水平でバンク急旋回をすると １．５G-ー２G程度であるが、急降下は４Gから５G、ブラックアウトが続出した。 現在の空自パイロットのGは最大で９Gを耐えるが、Gの中で特に危険なのはマイナスGだ、 海軍航空隊は試練を経て近代的な航空隊を目指して飛翔する、中国では戦火が 広がり、本格戦争まで秒読みになっていた。 | |
| 145 夕立さん | 2015/02/24(火) 13:43:52 |
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予科練の第一期生が准士官に任じられるのが昭和１３年、
日米の太平洋の戦いで勝敗の鍵は制空権、航空優勢の有無であった、 日本の最大の弱点はソフト面の劣勢であった。 多額の経費と年月のかかる一級パイロットの養成と、量の確保。 これは米国は早期に気がついており、空戦の行なわれる海域には大量の潜水艦を伏せ 撃墜された米軍パイロットの救出を第一優先で行なった、救出率は何と８８％に達している。 もう一つの違いは、米国と英仏独には多くの民間パイロットが存在した、 これも日米の航空戦の優劣の確保に大きく影響した、 霞ヶ浦航空隊の予備三等航空兵曹、下士官級の搭乗員は養成されていった。 問題は士官の急速養成の必要が生じた、これが海軍予備少尉である。 昭和９年には整備兵の制度ができる、徐々に欧米に近い航空態勢を整えて 行く、昭和９年のもう一つの話題は水上機母艦という艦種が作られた事である。 上海事変の初期の「能登呂」は特務艦のままで水上機母艦の役割についていた、 水上機母艦には海軍の別の目的が秘匿されていた、 建造制限のある航空母艦の代わりに水母を建造しておけば、有事の際に迅速に 空母に転換できる、 「千歳」「千代田」がその典型例である。 | |
| 146 夕立さん | 2015/02/25(水) 23:47:17 |
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戦争の帰趨に大きな影響を持ったものが「爆撃機」であろう、
戦略的爆撃はアメリカが考案し発達させた敵を屈服させる最も効果的な方法であった、 例えばリビアのトブルク戦線でのドイツ軍ロンメルと米英軍の戦いは 優勢なロンメル戦車軍団を阻止したのは、米英の戦車部隊では無く 米英の連合した「絨毯爆撃」であった。 爆撃はドイツ軍の補給線を絶ち燃料、弾薬、食糧の保存を徹底的に破壊した、 これがロンメルのスエズ運河占領作戦を頓挫させ、ひいてはドイツ軍を北アフリカ から追い落とす決め手になっている。 日本軍も後に陸軍の重爆、軽爆、海軍の陸攻機などが登場するが、 日本軍の当面の敵である蒋介石軍に対しては、広大な大陸と遅れたインフラ などで、戦略爆撃を行うターゲットすら無かった。 二次大戦はドイツ軍のポーランド侵攻のように空軍、航空機の活躍が 勝敗を決する時代になっていく、ポーランド軍の空軍は欧州でも強力な戦力であったが ドイツ軍はそれを上回る新鋭機で一気に攻め落とした。 日本も間も無く最高傑作と言われる「零戦」が登場し、「零戦」の制空下で バターンから更に南へ進軍して行った、 | |
| 147 夕立さん | 2015/02/27(金) 20:28:38 |
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アメリカは世界大戦で唯一本土に侵攻や爆撃被害を受けなかった国であり、
その為、世界恐慌以来、元々存在していた巨大生産設備と同等に 失業者大量に含む巨大な労働力が手付かずに残っていた。 昭和１５年から１７年までにアメリカの労働人口は９００万から１千万人も 余剰労働力として浮遊していた。 アメリカは二次大戦がピークに達した時でさえ、軍隊に動員した人口比率がごく少なく 国内の補充人員と労働人口は十二分に余っていた。 この巨大な生産基盤と労働人口が昭和１５年から２０年までにアメリカが 生産した航空機、３０万機強、ドイツは１０万機強、英国は１４万強、ソ連は １５万機弱、日本は７万機強、 だが、特筆すべきは参戦国の中で最も基礎工業基盤の弱い日本が実は工業、生産基盤の 比率では世界で最も多くの航空機を生産した国である。 科学工業力の最大ともいえる者が原爆を除けば「レーダー」である。 レーダーは航空戦から発達し、海上戦、地上戦に拡大した、この分野の最大の成功者は 英国と米国であり、ドイツは少し遅れていた、ソ連はこの分野はかなり遅れを取っており 日本とイタリアは殆ど戦争に貢献するレーダーの運用を見ないまま敗れた。 | |
| 148 夕立さん | 2015/02/27(金) 20:45:20 |
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最初の実用レーダーは巨大な地上基地に設置された、
接近する敵機に対して早期警戒と味方機の追跡、迎撃用として用いられた、 少し遅れて高射砲の射撃管制に用いられ始めた、この装置は後のコンピューターの 基礎となり現在に繫がっている。 同じ頃航空機に搭載できるほどに小型のレーダーが開発された、この種類の短波レーダーは 英国の沿岸部で使われ始め、昭和１８年になると対ドイツ潜水艦に対しては極めて有効な 武器になる、対するドイツ空軍は地上レーダー、高射砲レーダー、夜間戦闘機（双発） に搭載され、これらを精密に組み合わせた結果、連合軍の戦略爆撃に対して１年以上も ドイツ侵攻を許さなかったほど強い国土防衛になった。 「レーダー」は闇夜で敵を発見する、敵の艦船、航空機を邀撃し、攻撃する為に 不可欠な装備である、この頃のレーダーは航空機側からは大量のアルミ箔を散布する 方法で敵レーダーには大きな雲としか映らない事で逃げる事がまだ可能な時代である。 現在ではそのような方法はでは全く対抗はできない、 空戦時のチャフもそれを破るミサイルが登場しており、軍事の競争は過去から現在に 未だに先進軍事国の間で凌ぎを削っている。 | |
| 149 夕立さん | 2015/02/27(金) 21:07:57 |
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昭和１８年になると、猛威を奮ったドイツ潜水艦の商船攻撃は
完全に抑えられてくる。 大きな役割を果たしのが「護衛空母」である、大規模輸送船団の上空を 絶えず英国空軍と米国空軍が護衛をしている、ドイツ潜水艦は動けなくなった。 この頃から英米の大規模輸送船団は堂々と大西洋を航行し、一度もドイツ潜水艦の 攻撃を受ける事がなくなり、 ドイツの国防圏はあっけなく崩れ去った。 戦略爆撃はドイツと日本に対して連日行なわれた、 夜間爆撃の問題は、暗闇の地上から有効な目標を探し出すことであったが 連合軍は爆撃精度を上げるための目標に地上の鉄道の駅の位置をインプットした。 長距離を護衛できる護衛戦闘機の航続距離の問題で被害が大きく出たが、 「P-５１D]の英国配備以降は戦略爆撃はドイツの大都市、軍事基地、あらゆる市民生活を 破壊する効果を上げ、ドイツ軍は息切れをしてくる。 | |
| 150 夕立さん | 2015/02/28(土) 13:41:30 |
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堀越二郎氏の機体デザインには確実な特徴がある
後の「零戦」「雷電」「烈風」ともに堀越的な特徴がすぐにわかる、 「九六艦戦」もカウリング、操縦席、背びれを外すと「十二試艦戦」と 同じコンセプトと解る。 陸軍機「九六式」の後継に「一式戦」が制式になる、零戦と似ているが異なる。 操縦桿の前倒しと手前に引く方法、エンジンの上下が逆であり同一エンジンとは言えない。、 両機ともに航続距離を重点においた長大な進軍を描いた新鋭機であるが、 「一式戦」と「零戦」の違いはフラップ、 前者はファウラーフラップ、後者はスプリットフラップであり、「十二試」は 最初からエリコン２０ミリ機銃を主翼装備していた、正解であった、 日本の軍用機には愛称をつける習慣は無かった、一式戦に「隼」という 愛称をつけたのが始めで、後に海軍機も「雷電」「烈風」「紫電」陸軍機も重爆に「飛龍」 双発戦闘機に「呑龍」単発戦闘機に「鐘馗」「疾風」「飛燕」などの愛称は一般化し 国民により親しみやすくなった。 「零戦」とは愛称では無い、 海軍の呼称は「レイセン」を持って正としたが 台南空、ラバウル航空隊ではパイロットも整備士も「ゼロ戦」と呼んでいた記録が 日記に残っている。 | |
| 151 夕立さん | 2015/02/28(土) 14:00:14 |
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「零戦」の強みは上昇力、航続力、軽快な格闘能力、弱点は突っ込み速度、
左にヨーが偏ること、後方の防御鉄板無し、 「一式戦」の強みは同じく軽快な空戦能力、航続力、だが決定的に 初期は火力に劣り早期に駆逐される。 「零戦」名機であるのは、 たった一千馬力弱の出力にあれだけの性能を盛り込んだ日本の設計陣の優秀さ、 だがレーダーと同じように最も早く進化を遂げていったのが航空機である 日本の致命傷はエンジンとプロペラ、大量生産と戦場での整備の容易さの為、部品の 均一化、日本の工業力はここに追随出来なかった。 小さな出力で多岐にわたる性能を付与できたのが水冷エンジンであるが、 日本はこれも「飛燕」で挫折した。 米海軍は空冷エンジンに拘った、理由は海上でのエンジン被弾である、 その見返りとして空冷エンジンの最高速度には限界が生じた、 プロペラの失速、空力抵抗、時速６５０−６７０キロで限界に達した。 一方の水冷エンジンは戦時中に時速７００キロを軽くマークし、戦後に時速８００キロを マークしている、 だが「零戦」の栄光は日本が自力で小さなエンジンで 倍以上のエンジンと 倍以上の火力を持つ連合軍の戦闘機と敗戦まで戦い続けた。讃えるべし。 | |
| 152 鉄仮面さん | 2015/03/01(日) 00:57:22 |
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素晴らしい情報が続いていて、圧倒される
２０１０年にLAXに近いNorthrop Grummanに立ち寄り 馬鹿でかいF18製造工場をゴルフカートに乗って見せもらったことがある ここは機械工場ではなく組立と検査である 組み立てはグループアッセンブリーとベルトコンベヤーの組み合わせになっている 組みつけに使われる部品はネジやワッシャーのような小さなものであっても ピッタリの数量しか渡されない 組み付け後は床に腹ばいになり、目の高さを床表面スレスレにまで下げ ネジなどが落ちていないかどうかチェックしていた 部品倉庫も見せてもらったが、完全無人制御になっており 大小のロボット運搬機が上下左右に動き回っていた その規模の大きさは組立工場の１０倍はあっただろう 組立ラインの終わりには貨物駅の引込み線が来ていて 完成機が何機か翼を畳まれて行儀よく荷台に乗せられていた 建物の外には数十の古い試作機がほッぽりだされたように置いてあり なかには１９５７年製のB2爆撃機にそっくりな三角翼のものもあったのには驚いた この工場だけで７万人が働いている ここから５分ほど走ると NASAと宇宙事業の一括契約をしているスペースX社がある 夕立さんにこの両社を是否お見せしたいと思う | |
| 153 夕立さん | 2015/03/01(日) 12:06:33 |
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Re 152>
鉄仮面さん＞ 素晴らしい経験をなさいましたね、 F/A−１８艦上戦闘機は二度遠くから見た事があります、一度は香港で 二度目はシンガポール沖で、個人のモーターボートで遊びに行く途中でした、 両方とも思いもかけない沖合いの隠れたような場所に突然城壁のような 空母と甲板上に半数は主翼を折った状態で、半数はエンジン試験か何かしていた ようです、何しろ小船だったので空母甲板が望見できたのはかなりの距離があったと 思います、双眼鏡で密かに観察しました。 米海軍伝統のグラマン社が旅客機部門に力を入れていたがまた軍用機部門を強化する 為にダグラス社を吸収合併、操縦性と大仰角安定の「F-5]で有名なノースロップ社と 更に統合し、ノースロップグラマンになったと思います。 骨格はグラマンだろうと想像しますが、良く民間人に見せてくれましたね！ 人脈の賜物でしょう、羨ましく思います。 世界でも第一級の空戦能力と偵察能力、対艦攻撃、E/Fでは加えてオフボアサイト攻撃も 可能な優れた戦闘機です。 きっと大きいでしょうね、側で見ると、 ご覧になったのはE/FかC/Dだと思いますが、各グレードで性能が全然違うのも面白い 戦闘機です。 羨ましく思います。 | |
| 154 夕立さん | 2015/03/01(日) 12:49:00 |
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Re 153>
(註） ＜骨格はグラマンだろうと想像しますが＞ 注釈が必要です、グラマンは即ちボーイングです。 骨格はボーイングです、 （ボーイング→マグドナルドダグラス→ノースロップ） | |
| 155 夕立さん | 2015/03/01(日) 23:45:13 |
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米軍の戦略爆撃機「B-17]は草地からでも
離陸が可能であった。 だが新鋭のボーイング「B-29]は全く異なった爆撃機である、 「B-29]が安全に離陸できるためには最低２４００ｍの舗装した滑走路が必要であった。 また「B-29]を作戦に投入するためには広大な駐機場、膨大な整備施設、修理施設、 補給施設が必要であった。 この意味では中国から大規模な編隊を作戦に用いることはほぼ無意味であった、 マリアナ攻略後、テニアン、サイパン、グアム、これらが全て「B-29]の作戦基地として 有効であった。 中国の基地に比べると米国に近いという事、飛行して機材を運べる点で非常に有利であった 更にアメリカの強みは、恐らく当時の世界で唯一の国であったろう、 土木機械の発達であった。 アメリカ軍は新たな島々に基地を建設する為に得意な土木機械を最大に利用した、 驚くべきスピードと規模で「B-29]の作戦基地は続々と出来上がっていった。 逆説的に日本軍の弱みは全てを男たちの人力で強烈な太陽の下で必死に基地建設を 行なわなければならなかった、だが一度の爆撃で基地は簡単に壊滅する。 日本軍はなぜブルトーザーを作らなかったのだろうか。 | |
| 156 鉄仮面さん | 2015/03/02(月) 00:59:43 |
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Re:154
F/A18のベースはF14の後継機としてノースロップが始めたのですが 主契約先はマクドネルダグラスにきまっていましたた しかし同社は何年か後に経営不振となり、丸ごとボーイングが買ったという歴史があります そういうわけでボーイングには元々F/A18の技術はなかったので ノースロップのエルセグンド（CA）が機体本体ほか油圧などの製造組立を行い 完成後ボーイングのセントルイス（MO）に搬送 そこでレーダーを含む電子部品 ミサイ他の最終組立を行なっています アメリカの軍事工場にはノースロップのほかにロッキードマーティン（CA）、ジェネラルダイナミックス（CA）にも出かけています 一般市民や外国国籍のものが工場内部に入ることはできませんが 仕事だと簡単に入れます 実は日本製とドイツ製のNC工作機械を軍事産業に納入していたのです | |
| 157 夕立さん | 2015/03/02(月) 01:14:36 |
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Re 156>
鉄仮面さん＞ ＜F/A18のベースはF14の後継機としてノースロップが始めたのですが 主契約先はマクドネルダグラスにきまっていましたた しかし同社は何年か後に経営不振となり、丸ごとボーイングが買ったという歴史があります＞ なるほど、良く解りました。勉強になります。 確かにノースロップのYF−１７型の派生がマグドナルドダグラスの「F/A−１８」ですね、 「F-14]は確か海軍機専門のグラマンですね、 そうですか、 ノースロップ、ロッキード、Gダイナミックまで、羨ましい限りですね、 それはそうと、いまロックウエル社はどうなったのですか？ | |
| 158 鉄仮面さん | 2015/03/02(月) 01:56:41 |
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ロックウエル（CA） は第二次大戦中P-51 B-25
朝鮮戦争のときはF-86 とかB-1爆撃機を作って一世を風靡した感がありました ７０年代以降は宇宙産業に切り替えてアポロを作ったり、ディスカバリーを作っていたのですが ８０年代に入りディスカバリーのエンジン爆発で宇宙飛行士８名を一度に失ったことが命取りになって 政府の取引リストから外されてしまいました その後は９０年代にかけて同じようなた多角経営ITTやLittonなどと肩を並べるように 先端企業の売買を繰り返していましたが損失が多く、軍事部門は遂に２００１年に解散しました ただ全てがなくなったのではなくTeledyneほかの軍用エレクトロニクス企業に分散したのです しかし民生部門は未だに健全でIT企業 トラック 産業機械 工具他多角経営を継続しています | |
| 159 夕立さん | 2015/03/02(月) 12:50:43 |
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Re 158>
以前にコネクサント（ロックウエル）と集積回路（IC)の取引をしていた事があります、 ロックウエルセミコンダクターからの派生会社ですが。 それで、ひょんな事から副社長（vice Pre・は複数名いた）の一人から 顧客を紹介されて商売に繋げました。 随分世話にもなりました、ICを買っていたのですが親切に売り先までつけてくれ ました、カナダ、英国、の顧客をつけてもらって潤ったこともありましたが、 潰れていなくなってしまいました、 もうひとつRoyalというとレジスターのメーカーもコネクサントから 紹介を受けた会社でした、これも無くなってしまったと思います。 彼らとのつきあいで、エアーショーは見せて貰った事があります、 二次大戦中の飛行機を実際に飛ばすショーで、米国のあちこちで巡回しながら 行なっていたようです、彼が連れて行ってくれたのは中西部の都市でしたが、 そこで零戦ニ一型の本物を見ました、エンジンも栄エンジンでした。 急角度で上昇し反転する零戦を見て思わずジーンと来ました。 始めて零戦のエンジン音を聞きました、「操縦するか？」と言われましたが とてもとても・・ そんな事です、じゃまた。ロックウエルはどうなったか気になったので。 | |
| 160 夕立さん | 2015/03/02(月) 15:49:01 |
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上海事変の後、
海軍航空隊は新たな試みに移る、 「夜間着艦」訓練である。 「加賀」鳳翔」の一航戦で主としてこの訓練が行なわれた、 当初は探照灯で滑走路を照らして離着陸の訓練を行なったが、これによると 経験の浅い搭乗員は照明の灯に幻惑されて高度判定を誤り事故が続出した。 最後に考え付いたのは赤灯、青灯、前後連携の指導灯であった、これは青灯を数個 滑走路に直角に並べる、着陸機から見て手前側に高い位置に同様に滑走路に直角に 赤灯を並べる。 滑走路に向って降下する時、青、赤灯が一線に並んで見えれば進入角度は正しい、 昭和９年になると「赤城」「龍驤」「鳳翔」で艦攻搭乗員を選りすぐり 夜間発着艦、夜間攻撃の実用化を目指して猛訓練を始めた。 これらの搭乗員たちは昼間は真っ黒なサングラスをかけ、夜間は甲板に立ち 夜目を慣らす訓練が日常になっていく。だが問題は日本海軍の夜間飛行能力である 計器飛行とジャイロがまだ十分でなく、夜間に海上を飛ぶには目を慣らした一部の ベテランによる水平線の確認に頼る。 | |
| 161 夕立さん | 2015/03/02(月) 16:05:30 |
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海軍航空隊は昭和６年の時点で
横須賀、佐世保、霞ヶ浦、大村、館山、呉の六個航空隊が整備された。 海上には 「赤城」「加賀」「鳳翔」が実戦配備されており、「龍驤」の起工も進んでいた、 一方の仮想敵国のアメリカの航空兵力は、 米海軍は海上作戦の前提に航空作戦を重要視しており、昭和７年６月までに 海軍航空を１千機を目標に整備を進めていた、 更に、米海軍は今後の５年以内に海軍機をもう１千機上積みをする計画を決定していた。 もしもこの時点で米海軍が東洋、日本近海に航空兵力を派遣しようと思えば ６００機は確実に可能であり、間も無く１２００機の海軍機の派遣が可能であった。 日本もこれに対抗して飛行機隊を増設する、 艦戦二隊、艦攻九・五隊、水偵四・五隊、飛行艇は中、大型を入れて十隊、 飛行機隊は艦上機が常用１２機、補用４機、水偵常用８機、補用４機、飛行艇常用４機 補用２機の編制である。 だが問題は空母部隊三隻の搭載数は全定数の２５％くらいであり、アメリカと比べたら 実戦の艦上機はまるで比較にならなかった。 | |
| 162 夕立さん | 2015/03/02(月) 16:22:52 |
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乙種予科練は昭和５年以来の伝統を持っている、
彼らには「予科練の本家」という自負があり三期までの古参は既に 日華事変に参戦した実績も持っていた。 昭和１２年、乙飛の最古参はまだ二等航空兵であった、 そこに少し高学歴の下士官、士官予備軍が入ってくる、中学４年または中学５年で 入ってくる新しい風は、予科練内部に軋轢を生んだ。 海軍の下士官は階級だけでは律しきれない伝統があった、三年ごとに一本線が入る 「善行章」が大いにものを言う社会であった、 実際の階級が下でも「善行章」多ければ敬礼をすっぽかす事も平然と行われ、それが 通用する社会であった。 本来なら四等兵に過ぎない甲飛一等航空兵乙飛を始め古参下士官から目の敵にされる 日常があった、つまり学歴より古参、どれだけ海軍の飯を長く食ったか、これが 大手を振ってまかり通った。もちろん士官、将校は別である。 甲飛が四等で入団して２ヶ月で一等になるのはまずい、海軍はその期間を６ヶ月に 延長して平穏を保とうとした。 しかし、乙飛と甲飛の争いは予科練を卒、飛行練習生を卒、航空隊や母艦へ配属が なってからも続き、乱闘騒ぎも頻発している、これは日米戦争突入後も燻ったままだった。 | |
| 163 鉄仮面さん | 2015/03/04(水) 08:21:39 |
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前大戦中、日本軍が飛行場を作るには半年以上を要したが、米軍は２週間で十分だった
日本軍が人海作戦だったのに対し、米軍はキャタピラーなどの大型ブルドーザーをフルに使ったからである 日本軍飛行場の滑走路は土のままだったが、米軍は取り替え可能で滑り止めのある鉄板を滑走路一面に張った 爆撃を受けると日本軍の滑走路は修復に２週間かかったのに対し、米軍は半日かからなかった 月とスッポンである 戦時中、日本軍で使われた国産初のブルドーザーはコマツG40 農耕用トラクターに50馬力のエンジンを搭載し、油圧式ドーザーブレードを採用したものである 昭和18年から終戦までに約150台が生産され、施設隊とともに北方や南方の戦線に送られた ただ油圧システムに多くの問題があり、故障が非常に多かった （続く） | |
| 164 鉄仮面さん | 2015/03/04(水) 08:30:35 |
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油圧バルブの本体はシビアな精度が要求される
当事の機械加工技術では航空機や自動車のエンジン、ギアボックスと並ぶ最も難しい部品加工の一つだったろう 実は昭和４０年近くまで、日本では精度の高い油圧バルブボディは作れなかった 精度が悪いと本体は熱を帯び、歪んでしまうので油漏れがおきるのである 航空機や自動車エンジンも同じである ゼロ戦パイロットはエンジンもれの油がゴーグルにこびりつき、前が見えなくて困ったという 油圧装置が良くなるのは、自動車が良くなるころと一致する 日本が本格的な大型高馬力ブルドーザーを作り始めたのは昭和３６年になってからである 三菱が米キャタピラーと技術提携を結び、小松は米カミンズエンジンと技術提携て本格化した 小松は大量のエンジニアを三菱キャタピラーから引っこ抜き、両社の間で泥仕合が展開された しかし三菱 小松の競合関係が優秀な高馬力大型ブルドーザーの国産を可能にしたのは事実である 日立でも作ってはいたが相手にならなかった 三菱 小松ともに性能は抜群、同じ頃に始まった土木建設ブーム大活況を呈するようになり、高度高成長のきっかけを作ったといえる | |
| 165 夕立さん | 2015/03/04(水) 11:14:18 |
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RE １６４＞
まだ日米が平穏であった頃、多くの将官が駐在武官として米国にいた、 山本大将も栗林中将も若き日にはアメリカにいた、そこでブルトーザーの工事現場を 何回も見学している、 どうして「これだ！」と思って何台か購入して日本へ送ることを考えなかったのだろうか、 日記には「驚くべき米国の建設の効率化と速さ」と、手紙にもこれが何回か書いてある。 南方進出が頭にあるのならこの建設機械はガ島、ブーゲンビル、マーシャル諸島などの 戦局さえ変えた可能性もある。 | |
| 166 鉄仮面さん | 2015/03/04(水) 11:34:03 |
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Re:165
wikipediaを見ると次のことが、書いてある 日本のブルドーザーは戦前から京都帝国大学で研究されていたが 動く事がほとんどなかった 最初の使用は鉄道省 信濃川発電所のうち 千手発電所関連の工事であり、昭和15年頃から使用された 現地責任者であった国鉄の技師 三好新八は 米国キャタピラー社から何台かのブルドーザーを輸入し工事に使用した 当時、米国と日本は緊張状態にあったが 米軍の制式に指定されたモデル以外は輸入が可能であった ブルドーザーと並んで重要だったのはフォークリフトだっただろう 日本ではこの生産も遅れていた | |
| 167 夕立さん | 2015/03/04(水) 12:02:28 |
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Re 166>
ガ島とラバウルの中間に航空基地を設営することを海軍は真剣に考えましたが、 大規模飛行場はブーゲンビルなどの中間点は湿地帯とジャングルの為に設営を諦めた 経緯があります。後に米軍が侵攻する時にあっという間にジャングルを切り開いて 中間基地を作ってラバウル爆撃などに使用しました。 確かに、ブルとフオークリフトが日本軍にあったなら多くの作戦も違った形になったと 思います、フォークはともかく、ブルは作れないはずは無かったと思いますが、 結果は結果、残念です。 二三日うちに米国の西海岸沿いに出張をいたします、掲示板が見られるかどうか時差も あるので失礼をするかも知れませんが、お元気な書き込みを期待しております。 | |
| 168 鉄仮面さん | 2015/03/04(水) 12:04:41 |
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江戸幕府の遺品としての横須賀海軍工廠は数多くの艦船を製造したが
横須賀の他に呉 佐世保 舞鶴 豊川 広 光があった 海軍工廠の製品の９０％は艦船 魚雷 機雷 機関などだが なかには光学 通信 電池 精銅 航空機 造機 機銃 工作機械 製鋼もあった いずれの事業内容にブルドーザーやフォークリフトなどは見当たらない 作るものはあくまで戦闘に必要なものに限定していたと思われる アメリカがピラミッド型の産業形態を作り上げていて、広い産業裾野を生かした副産物が沢山排出したのに対し 日本は鉛筆型だったといえる 明治以来 政府は慢性的資金不足に陥っており 必要最低限のものにしか予算を分けることができなかったのではないだろうか これは戦争そのものの形態にも当てはまることで アメリカは戦闘部隊の3倍もの後方支援部隊を抱えていたのに対し 日本は軍組織の7割が戦闘部隊だった | |
| 169 夕立さん | 2015/03/04(水) 14:17:18 |
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昭和１６年４月１０日、
「第一航空艦隊」が創設された。 一航戦「赤城」「加賀」 二航戦「蒼龍」「飛龍」 三航戦「龍驤」 これまでの航空戦力とは策敵が主で次が主力艦隊上空の護衛、であったが、 策敵から発展して、好機あらばそのまま敵艦隊の攻撃に向けようという発想が 出てきた。 艦隊上空の護衛という消極的な使用方法では無く、積極的に敵の艦隊に攻撃を、 主力艦隊の撃滅に航空戦力を使おうという考えが固まりつつあった。 その目的の為には、航空戦力の「量」が要る、ひいては航空母艦の量も必要であり その護衛艦も必要になる。 海軍はその目的の為に大演習を度々行なったが、航空機の集合と編隊を組む作業は 思ったより困難を伴うことに気がついた。 例えば一航戦と二航戦の飛行機を集合編隊を組ませようとしてもばらばらで纏まる事が 出来なかった、航空無線の未発達が大きな要因であるが、海軍はそれを空母を離れて 運用する事が障害になると考えた。 これ以降、日本の空母艦隊は一塊になって運用する事が常習になっていく、 隠密性を保持するために、光と手旗の見える距離でかたまる運用、 これがミッドウエイで大きな裏目に出た。 | |
| 170 夕立さん | 2015/03/04(水) 19:58:01 |
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大日本帝国の戦争遂行について日本の軍需産業の努力と生まれでた「零戦」「一式戦」
重巡洋艦、駆逐艦隊、伊号潜水艦、これらの戦争貢献は計り知れない。 一方日本の陸海軍の海外駐在武官たちは、エリート揃いであった、 ドイツで今後の戦車（陸上、特に満州国の対ソ連）の戦車はどうあるべきか、つぶさに 見ているはずである。またドイツの高射砲の性能も実際に見ているはずである。 アメリカの駐在武官たちは、自動車産業がいかに有事の時の航空機産業に密接しているか これもつぶさに見ているはずである。 政策的に日本国内に自動車産業を鋭意振興する必要を感じなかったのだろうか、 もちろん、それは有事の航空機のレシプロエンジンへの最短距離である。 まず「零戦」について、私なりの角度からたとえ一千馬力弱のエンジンでも陸上機として 小型化する方法は可能であったはずだ、もう少し書いてみたいが、 また皆様との出会いがあれば、幸甚と存じます。では、 | |
| 171 和魂洋才さん | 2015/03/04(水) 20:39:30 |
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121 夕立さん 2015/03/04(水) 03:40:08
RE 118> なんだ池沼じゃないか、池沼坊主、おまえどこの宗派だ、 汚いのはお前の吐く言葉と身体だ！、男根の妾か？ これか？？？ http://ikura.2ch.net/test/read.cgi/kyoto/1293784573/ https://www.google.co.jp/search?q=%E6%B1%A0%E6%B2%BC%E6%81%B5%E8%A6%B3&gws_rd=cr&ei=1a72VMzVDMPTmAWFl4LIBg | |
| 172 夕立さん | 2015/03/04(水) 21:34:11 |
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モグラは、春から夏が繁殖期です。１か月から２か月後に約４匹の子を産みますが、年２回出産するモグラもいるそうです。産まれて約２か月後には体が大きくなり、やがて親から離れて一人立ちして自分のなわばりをつくります。そして翌年には立派な大人になります。４年余りの寿命です。
モグラは、自分の足で頭やお腹をかき、犬や猫のように背中を土にこすりつけたりもします。前足は、土を掘ったり押し出したりできるように、シャベルのような形をしています。後足は、細長くて小さく、爪がとがっています。これは、土の中での移動や、物を押し出す時などにすべり止めの役目をするためです。また、しっぽは毛虫のようになっていて、自分の後ろを探る探知機の役目をしています。 モグラは、お腹が満腹になっても、昼も夜もエサを探してまわります。食べる物は、ほとんどがミミズで、１日に約６０匹くらい食べます。昆虫の幼虫やさなぎも食べます。木や草の根を食べる事もありますが、極めて稀です。野ネズミがモグラの穴の中に入って木や草の根を食べるのです。 | |
| 173 和魂洋才さん | 2015/03/04(水) 21:55:15 |
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夕立さん
オマエ玄洋社の呉竹会に喧嘩を売るつもりか？ いい度胸をしている。 モグラがなんだ！ 右翼を舐めるな！！！ 笑っちゃうだけだ！！！ | |
| 174 夕立さん | 2015/03/04(水) 22:15:01 |
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喧嘩を売るだと！！
仕掛けはいつもお前だよ、よーく順を追って読んでみろ、 お前がいつも仕掛けているんだ、 その辺も支離滅裂でわからんのか、右翼ならそれなりの真っ直ぐな筋を 通すのは国士だろう、 人のスレッドに必ず絡んでくるやり方が、お前の言う右翼か、えっ？ どっちが先か初めから掲示板の管理人に見てもらおうか、何が喧嘩を売るだ お前が先にいつも手を出しいつも邪魔をしているんだ。 管理人さん、調べてください、 こっちからこいつのスレに入った事は無いし、こいつと論争をした覚えも無い、 これを荒らしというんじゃないのか？？ | |
| 175 和魂洋才さん | 2015/03/04(水) 22:22:38 |
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第４3回 呉竹会・アジアフォーラム開催
講師：平間洋一先生（元防衛大学教授） 「大アジア主義・西欧列強との戦い」 〜アジア主義の戦いの一世紀・新しい地平を求めて〜 平成27年２月4日（水）私学会館（アルカディア市谷） 18時00分開始 呉竹会ＨＰをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い致します。 さて、新年第一回目のアジアフォーラムは、防衛大学元教授であらせられます平間洋一先生に、特別に呉竹会向けとして 「大アジア主義・西欧列強との戦い」 〜アジア主義の戦いの一世紀・新しい地平を求めて〜 との演題でお話しいただきます。 | |
| 176 夕立さん | 2015/03/04(水) 22:31:52 |
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Re 173>
どっちが先に邪魔をし、掲示板のルールを破ったか、それを聞いてんだよ！！ 管理人さんに全部調べてもらおうじゃないか。 管理人さんお願いします、調べてください、 こいつが何を主張してるのか、読んだ事が無いのでまるで解らん、 だが、必ずコピペを貼り付け、その次には絡んでくる、 だから同じコピペを貼ってやったんだ、人の気持ちが少しは解るだろう、 いいか、お前とは何の論争もした事が無いし、俺はお前の書いたものを読んだ事も 全く無い、なぜ絡んでくる、他のスレッドでも他の人と同じ事をしているようだな、 右翼というのはな、筋だ、筋が通るか通らんか、これで動くのが右翼ともうひとつの 集団だ、男気を売るなら、そのくらいは当たり前の常識だ。 お前の行動は保守と右翼の人々の真っ直ぐな活動を侮辱する行為だ、解らんのか！ | |
| 177 和魂洋才さん | 2015/03/04(水) 22:37:17 |
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第４3回 呉竹会・アジアフォーラム開催
講師：平間洋一先生（元防衛大学教授） 「大アジア主義・西欧列強との戦い」 〜アジア主義の戦いの一世紀・新しい地平を求めて〜 管理人さんに全部調べてもらおうじゃないか そんな面倒くさい事を管理人さんがやる訳無い！ 夕立は何様のつもりだ！！ 平成27年２月4日（水）私学会館（アルカディア市谷） 18時00分開始 呉竹会ＨＰをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い致します。 さて、新年第一回目のアジアフォーラムは、防衛大学元教授であらせられます平間洋一先生に、特別に呉竹会向けとして 「大アジア主義・西欧列強との戦い」 〜アジア主義の戦いの一世紀・新しい地平を求めて〜 との演題でお話しいただきます。 | |
| 178 willyさん | 2015/03/05(木) 22:15:08 |
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この「大日本帝国の描いた戦争シナリオ」の一読者でありフアンです。
ROMばかりじゃつまんないので今日から投稿をさせてもらいますが、 戦記ものには疎いので毎回面白く読んでいます。 何かスレ嵐しのおっさんがいるようで、気にしないで継続してくださる事を お願いします。 純粋な戦後生まれなので戦争は映画や話でしか知りませんが、読むと血が熱くなるのは 日本人のDNAがあるからだと思っています。 昨日、テレビでペリリュー島へ遺族が慰問に行く番組がありました、ご老人が 君が代を直立不動で歌いながら涙を流しておられたのを見て、ああこんなところで 日本人の先祖は戦ったんだと感動しました。 テレビの話で恐縮ですが、戦艦武蔵の残骸がアメリカの実業家によって発見された そうです、どんな戦いであったのかきっと僕等の世代よりももっと若い人たちが 戦ったのだろうと思いました。 スレの継続を待っております・ | |
| 179 和魂洋才’さん | 2015/03/06(金) 01:34:41 |
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管理人さんに全部調べてもらおうじゃないか
そんな面倒くさい事を管理人さんがやる訳無い！ 和魂洋才は何様のつもりだ！！ | |
| 180 和魂洋才’さん | 2015/03/06(金) 01:50:02 |
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呉竹会ＨＰをご覧の皆さん、明けましておめでとうございます。本年もどうぞ変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い致します。
さて、新年第一回目のアジアフォーラムは、防衛大学元教授であらせられます平間洋一先生に、特別に呉竹会向けとして 「大アジア主義・西欧列強との戦い」 〜アジア主義の戦いの一世紀・新しい地平を求めて〜 との演題でお話しいただきます。 | |
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