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| 桜問題提起スレッド |
| 大日本帝国の描いた戦争シナリオ | |
| 投稿者：夕立さん | 投稿日時： 2015/01/16(金) 11:13:14 |
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日本が戦争に踏み切る条件は、
まず西洋列強を支配地域の極東アジア地域から駆逐すること、 引き続いて新たに占領した「資源地域」から資源を本土に運び 本土の重要産業に組み入れながら、持久戦を戦える国力を確保する、 その条件下で拡大するに違いない近代戦を戦い、 同時に日中戦争を終結させなければならなかった。 占領と同時に、日本のアジアの覇権を西洋列強に認めさせること 同時にここで和平を模索する、 これが帝國陸軍が主として考えたアメリカの経済制裁に対する 突破口であった、昭和１６年９月の時点で、日本はアメリカとの戦争に 踏み切る事は確実には描ききれていなかった。 山本長官の決断による真珠湾攻撃は絶妙なタイミングで周到に行われたが、 薄氷を踏むような戦争開始であった事が良く見逃されている。 六隻もの主力空母と大艦隊をハワイに向け集結させるには、 間違えば開戦初頭において海軍の全部隊を一挙に失い開戦と同時に 敗戦が確定する危険な賭けであった。 | |
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| 16 夕立さん | 2015/01/18(日) 20:02:16 |
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日本は中国に大規模な軍を動員して先の見えない雲をつかむような
戦争をしていた、 日本人の心の中には中国との戦争はもう止めようや、 何の為に中国と戦っているのか、全く解らない、 それよりも、悪いのは中国の後ろにいる「姿を見せない大国である」 このような意識が知識人を中心に広がり始めていた。 その時、対英米戦争が勃発した、 「ようやく本来の敵である米英と戦うことができる」 緒戦の連戦連勝、 国民は満州事変以来の「歓呼の声で真珠湾攻撃」に万歳を唱えた。 戦を始めたからには、どのように終わらせるか、 これは軍人も政治家もみんなが考えていた事だ、 だが、この戦争は残念ながら「勝てない戦争」である事も日本には解っていた。 勝てない戦争なら、どうやって終わらせるか、 どうやって後半戦を有利に持ち込むか。 ここで日本が出きる事は「極めて限られていた」、 陸軍の言う「長期不敗態勢」の確立がそれである。 しかし日本が緒戦で勝利を収めたからと言って、米英がすぐに手を差し伸べて 和平を打診してくるはずも無かった。 とりあえずは、負けないように、持久戦で連合軍の出方を待とう、 ぐらぐら揺れる戦争プランであった。 | |
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